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『東奥日報』2005年4月5日付 弘大「高度医学センター」を設置 国立大学法人・弘前大学の二〇〇五年度の業務運営を具体的に示した年度計 画が四日、明らかになった。最先端の遺伝子診断に取り組む「高度先進医学研 究センター」の設置や県内地震観測データの高精度化、リンゴの総合的な研究 などで地域への浸透を図る一方、高校生に「学びのおもしろさ」を伝える「弘 大ドリーム講座」を開催して、受験生を確保することなどを盛り込んだ。弘大 など旧国立大学は法人化二年目を迎え、研究や学生の確保をめぐり競争時代に 入っており、各大学は中期計画に基づいた特色ある具体的な大学づくりに動き だしている。 弘大が設置する高度先進医学研究センターは、医学部と付属病院が連携し、 最先端の分子生物学を基に基礎医学と臨床の融合研究を進める予定。このほか (1)理工学部が札幌試験会場開設を検討(2)六ケ所村泊の地震観測データ を高精度化(3)電子メールによる保護者や住民への広報活動−などを盛り込 んだ。 また、県高校長会と連携して「弘大ドリーム講座」を県内の高校で展開、受 験生確保へ向けPRする。理工学部と八高専との単位互換制度についても、具体 案を作成する方針を固めた。 |