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新首都圏ネットワーク


『毎日新聞』滋賀版 2005年4月2日付

県立大:「学部間の連携を」−−曽我・新学長が会見 /滋賀


 県立大(彦根市)の第3代学長に就任した曽我直弘氏(70)が1日会見、
「学問だけの大学ではなく、各学部が連携して地域のためになる大学を目指す」
などと抱負を語った。

 曽我新学長は大阪市出身。工学博士で専門は無機材料科学。京大の工学部長、
総長特別補佐などを経て98〜01年、県立大教授。その後、独立行政法人産
業技術総合研究所理事(臨海副都心センター所長兼任)を務めた。

 県が来年4月に県立大の独立法人化を目指していることについて、曽我新学
長は「独立法人の良い点、悪い所を見てきた経験を生かしたい」とし、「入試
の(県内高校生の)推薦枠は20%だが、県内の人材育成のためにはもう少し
(推薦枠を)高めることが望ましい。こうした数値目標を示していかないとい
けないだろう」と述べた。

 また、大学運営では「社会の動きを見て、持続的な社会や地域の発展のため
に何が出来るかを見極め、貢献することが求められている」と強調した。【松
井圀夫】