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『河北新報』2005年4月1日付

常勤理事と副学長 兼任を廃止し増員 東北大


 東北大は1日、新執行部体制を発表した。昨春の法人化に伴い最高決定機関
となった役員会の常勤理事と副学長の兼任を廃止し、従来の5人体制から常勤
理事、副学長各6人の12人とした。理事は大学運営に、副学長は教育研究に
それぞれ専念する。

 常勤理事は現職の3人のほか、新たに学内の教授2人、学外から徳重真光・
前横浜国立大事務局長が加わった。

 副学長は6人全員が新任。懸案の青葉山県有地(仙台市青葉区荒巻)へのキャ
ンパス移転計画を推進するため、文部科学省の前官房文教施設企画部長の萩原
久和氏を登用した。ほかの5人は学内の教授。常勤理事、副学長の任期は来年
11月5日までの約1年7カ月。

 このほか、産学連携強化のため、大学経営を担う経営協議会(学内、学外委
員各16人)には、前非常勤理事で米国スタンフォード大のリチャード・ダッ
シャー教授、八島俊章・東北経済連合会長らを新たに迎えた。

 大西仁理事は「法人化で予想以上に業務が増えたため、理事と副学長で役割
を分担し、増員で万全の体制を整えた。柔軟で機動的な大学運営を目指したい」
と話した。

 徳重、萩原両氏を除く常勤理事、副学長は次の通り(敬称略)。