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新首都圏ネットワーク


2005年3月30日 水曜日 山形新聞

6図書館の150万冊を同時検索−山形大が新システム

 県内5大学の図書館と県立図書館の蔵書をまとめて検索できる新システムを、山形大付
属図書館が構築、インターネット上に公開した。1つのアクセス先で、6館が収蔵する書物
・雑誌約150万冊分を同時検索でき、手間の多い文献探しの強い味方になりそうだ。

 システム名は「ゆとり都OPAC(オンライン目録)」。検索できる大学は県図書館連
絡協議会に加盟する山形大、東北芸術工科大、東北公益文科大、県立保健医療大、県立米
沢女子短大。

 どの図書館にもオンライン目録はあるが、個別に検索しなければならない上、メーカー
の違いから検索の仕方や表示がまちまちで、収蔵先を効率的に知りたい利用者にとってネ
ックになっていた。収蔵数の最も多い山形大が全館共通のシステムづくりを2002年度から
進めてきた。

 3つまでのキーワードで検索をかけると、ヒットした蔵書と収蔵先図書館を表示。そこ
から先は図書館ごとのページに入り、書庫位置や貸し出し状態のほか利用案内も見られる


 山形大付属図書館は今後、システムをほかの大学、短大、高専にも広めていくことで「
入手や流通、料金といったすべての面でユーザー側に立った利便性のアップにつなげてい
く契機になる」(佐藤尚武情報サービス課長)としている。

 アドレスはhttp://libzao.kj.yamagata-u.ac.jp/yutorito/