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新首都圏ネットワーク


共同通信配信記事 2005年3月29日付

女性と外国人枠の設定を 次期科学技術基本計画で


 現在策定中の第3期科学技術基本計画に、大学や研究機関が女性と外国人の
研究者の採用枠を数値目標として設定することを盛り込むよう求める中間報告
を、文部科学省の科学技術・学術審議会基本計画特別委員会が29日にまとめ
た。

 報告は、次期計画では人材の育成と確保に対応する必要があると指摘。女性
と外国人に活躍の場を提供するため、採用目標の設定を要請。若手研究者は任
期制で採用した上で、業績に応じて上級職に移行する仕組みを導入するよう求
めた。

 文科省などの調査によると、日本の女性研究者の割合は全体の約1割と、経
済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最低で、大学では助手、助教授、教
授とランクが上がるにつれて割合が下がる。