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時事通信配信記事 2005年3月29日付 和歌山県と和歌山大が連携して「ジョイント・カレッジ」−教員相互派遣 和歌山県教育委員会は28日、和歌山大学教育学部との協同・参画事業「ジョ イント・カレッジ」を新年度から始めると発表した。以前から個別に行ってき た地域連携などの事業を4部門に再編成し、相互に受け入れ組織をつくって連 携する。 「研究科教育」部門では、大学院教育学研究科に新しく3つのコースを設置 して、専任教員と県教委から派遣された客員教員を配置。学校経営、科学、地 域文化など、ニーズの高い専門的な能力を持つ教員の養成を図る。 「学部教育」部門でも県教委派遣の教員と専任教員が連携して新しくコース を設置。教育現場で必要とされる知識・技能の習得を目指す。 「教員研修」部門では大学が現職教員を派遣し、県の教育センターで研修を 受けさせる。また「地域連携」部門では、教育フォーラムの開催や、大学教員 が公立高校に出向して行う「出前講座」などで協力する。 小関洋治教育長は「国立大学法人化で(大学に)かつてと違う柔軟性が出て いることの象徴。いずれスタートする教育版専門職大学院の先駆的役割を果た せれば」と話している。(了) |