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『毎日新聞』長野版 2005年3月25日付

信州大:学長ら9幹部、給与の一部返上 交付金減に伴う措置 /長野


 信州大(本部・松本市)の小宮山淳学長ら幹部9人は、4月から当面、給与
の一部を返上して大学の運営費に充てることを決めた。国の運営交付金が減り、
財政が厳しくなることに伴う措置。今月16日の役員会で小宮山学長が提案し、
了承された。

 小宮山学長が基本給の5%、副学長3人と教員出身の理事5人が3%を返上
する予定で、合計額は月約30万円ほどになるという。信大は先月、授業料の
目安となる国の「標準額」が改定されるのに伴い、新年度から授業料を年1万
5000円値上げすることを決めている。小宮山学長は返上について「学生と
財政の厳しさを分かち合うため」などとしている。【反橋希美】