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『毎日新聞』岡山版 2005年3月17日付

岡山大:新学長に千葉喬三氏 「期待に応えていきたい」と抱負 /岡山


 ◇任期は6月14日から08年3月末

 岡山大は16日、6月13日に任期満了となる河野伊一郎学長(66)の後
任に、千葉喬三副学長(65)=大学院自然科学研究科教授=を選んだと発表
した。任期は6月14日から08年3月末。

 従来、学長は学内の投票だけで決めていたが、昨年4月の国立大学法人化に
伴い設置された学外委員5人を含む学長選考会議(13人)が最終決定した。

 1月20日〜2月9日の候補者推薦期間に6人が推薦を受け、選考会議によ
る書類、面接審査で名誉教授の赤木忠厚・公立学校共済組合中国中央病院長
(67)、阪田憲次・大学院自然科学研究科長(61)、千葉副学長の3人が
候補に選ばれた。

 制度上は選考会議だけで決めることもできるが、学内の意見を反映させるた
め、15日に投票を実施。講師以上の教員や課長級以上の一般職員、医療職員
計1019人のうち、80・8%にあたる823人が投票した。結果は赤木氏
379票、千葉氏294票、阪田氏135票だったが、副学長として国立大学
法人化移行に際して制度設計にあたった業績などを重視し、選考会議委員が上
位2人を対象に投票し、8対3で千葉氏を選んだ。

 千葉氏は会見で「大学の潜在的な力を発揮し、期待に応えていきたい」と抱
負を述べた。【野村房代】