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『富山新聞』2005年3月13日付 金大を中心に国立大シンポ 東京で29日 地域貢献テーマに討論 金大は二十九日、地域貢献をテーマに全国の国立大に参加を呼びかけたシン ポジウムを東京で開催する。同大は石川県などと協力して「角間の里山自然学 校」の運営に取り組み、文科省の地域貢献特別支援事業費の選定を全国の大学 に先駆けて受けるなど大学の地域貢献事業のモデル的存在。活動成果について 情報交換し、地方における大学の役割について考える。 シンポジウムは金大が中心になって設立した「国立大学地域貢献ネットワー ク」(代表・橋本哲哉金大理事・副学長)が主催する。金大など全国で地域貢 献事業に取り組む二十四大学の成果発表と討議が行われる。 金大は「角間の里山自然学校」、金沢市西町教育研修館内に置く「サテライ ト・プラザ」などで地元行政との関係強化を図ってきた実績が評価され、二〇〇 二(平成十四)年に文科省が創設した国立大の地域貢献支援制度の一次募集で 選定された。選定を受けた大学は現在、二十六大学に増えたが、金大はこうし た大学のネットワーク作りを進めるなど中心的な役割を果たしてきた。 橋本副学長は「法人化後の大学にとって地域とのつながりは重要性を増して いる。各大学の取り組みは多様性に富み、互いに学びあいたい」とシンポジウ ムの意義を強調した。 |