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『岩手日報』2005年3月6日付

授業料引き上げへ 県立大


 滝沢村の県立大(西澤潤一学長)は、2005年度からの年間授業料を2年
ぶりに引き上げる方向だ。授業料は4学部と大学院が1万5000円増の53
万5800円、短大部は1万800円増の39万円となる見込みだ。

 国立大の年間授業料の目安となる標準額引き上げに伴い、県内では岩手大が
05年度からの引き上げを決定。ほとんどの旧国立大が上がることから、これ
まで合わせて授業料を改定してきた県立大も準じるものとみられる。また法人
化後の同大への交付金は、既に県予算で授業料引き上げを見込んだ数値となっ
ている。

 同大は4月から独立行政法人に移行。授業料はこれまでは県条例で定められ
ていたが、4月からは法人が決め、知事、県議会の了承を得る方式に変わる。
法人が発足してからでなければ、変更は決定できないため今回に限り、県議会
への報告を経た上で、知事の専決事項になるとみられる。