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『毎日新聞』西部朝刊 2005年3月3日付 九州大:学長は面接で選考−−学内選上位3人を 九州大学長選考のあり方を検討してきた選考会議(議長=鎌田迪貞・九電会 長、16人)は2日、外部出身者を含む候補者を対象に講師以上の専任教員と 幹部職員で学内意向投票を実施し、上位3人から同会議が面接で学長を選ぶ新 制度を採用すると発表した。今年秋の次期学長選考から行う。 九大の学長はこれまで、予備選や大学評議会を経て決まった5人の候補を対 象に、講師以上の教官約1500人が投票する選挙で決めていた。 新制度では、財界人や学外の識者なども加わる「経営協議会」と、学内の教 官で構成する「教育研究評議会」が、それぞれ5人以内の候補者を選考。学内 意向投票を実施し、選考会議が上位3人から適性などを見極めて学長を決める。 これまでは外部の識者が学長になる可能性は極めて低かったが、今後は門戸が やや広がりそうだ。 国立大学の独立法人化を受け、すでに東北大が選考会議に人選を一任する改 革を打ち出しているが、九大は従来型の学長選との折衷型を採用した。【祝部 幹雄】 |