トップへ戻る   以前の記事は、こちらの更新記事履歴
新首都圏ネットワーク


『日本経済新聞』2005年3月4日付

国大協新会長に東工大の相沢学長


 国立大学協会は4日開いた総会で、佐々木毅会長(62、東大総長)の後任に相
沢益男・東京工業大学学長(62)を充てる人事を承認した。任期は5日から来年
6月の総会まで。相沢氏は総会後、佐々木会長とともに記者会見し「国立大学の
蓄積と研究の多様性を維持していくため、政府と緊張関係を保ちながら戦略的
に対処していきたい」と抱負を語った。

 当面の課題としては、国立大学法人化後の状況の変化に対応した協会組織の
見直しや、地域社会での協会の存在感の向上などを挙げた。

 一方、佐々木会長は法人化後の1年を振り返り「学長の意識、態度は非常に変
わった。政府との関係では次々に新たな課題が生まれており、関係が安定する
までには相当の年月がかかる」と述べた。