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『沖縄タイムス』2005年3月2日付 琉大が授業料値上げ／「標準額」に準じ１万５０００円 　国立大学法人、琉球大学（森田孟進学長）は一日、年間授業料を政府が定め た「標準額」にそろえて、一万五千円値上げすることを決めた。新入生だけで なく、一九九九年度以後に入学した学生から適用される。学部（昼）・大学院 の学生は、現行の五十二万八百円から五十三万五千八百円に引き上げられる。 　全国八十三の四年制国立大の大部分が値上げする見込みだが、佐賀大は据え 置きの方針。 　沖縄は全国一所得水準が低く、琉大は県出身学生が約６５％を占めるだけに、 他の国立大との横並びの値上げは議論を呼びそうだ。 　森田学長は「授業料を据え置いた場合、教育の質を維持していくことなど大 学の安定的な運営は難しく、やむを得ず値上げせざるを得ないという結論に至っ た」とコメントした。同大では、経済的理由で就学が困難な学生を支援するた めに、新たな奨学資金制度の創設を検討するという。