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『朝日新聞』岡山版 2005年2月25日付 3人で「投票」へ/岡大学長選 法人化後初の岡山大学長を選ぶ同大の学長選考会議は24日、3人の「学長 候補適格者」について、学内意向聴取(投票)を実施する、と学内に公示した。 制度上は同会議だけでも学長を決めることができるが、投票を求める学内の声 にこたえた。投票は3月15日で、16日の開票結果などを同会議が審議し、 新学長を選出する。 候補者は、同大名誉教授の赤木忠厚・公立学校共済組合中国中央病院長(6 7)、阪田憲次・大学院自然科学研究科長(61)、千葉喬三副学長(65) の3氏(公示順)。投票資格者は教授、助教授、講師の「教育職員」と、課長 級以上の一般職員、医療職員で約1千人。 選考会議は23日の審議で、今月9日の締め切りまでに推薦を受けた6人の 候補者の面接や書類審査などをしたうえで3人に絞り込んだ。委員のひとりは 「面接などの結果を総合的に判断して、3人に絞り込んだ。必ずしも最多得票 者が選ばれるとは限らず、激しい選挙運動は、あまり意味が無い」と話す。 学内向けのホームページには3候補者の所信表明書が掲載された。関係者に よると、「法人化の原則である民間的発想を取り込んでいくことが肝要」(赤 木氏)▽「個性化、多様化、競争力の強化を目的として戦略的な大学運営を行 う」(阪田氏)▽「果断に体質改革を行い続けなければ厳しい大学間競争には 耐え得ない」(千葉氏)などと所信を明らかにしているという。 次期研究科長ら6人の人事発表 岡山大は24日、大学院の次期研究科長ら6人の人事を発表した。いずれも 新任で、任期は4月1日から。6人は次のみなさん。 大学院自然科学研究科長 高田潤・同科副研究科長(57)=任期2年▽大 学院医歯薬学総合研究科長 公文裕巳・同大医学部歯学部付属病院遺伝子・細 胞治療センター部長(55)=同▽大学院環境学研究科長 中筋房夫・農学部 教授(62)=同▽地球物質科学研究センター長 中村栄三・固体地球研究セ ンター長(49)=同▽教育学部付属中学校長 高山芳治・教育学部教授(5 6)=3年▽同学部付属幼稚園長 井戸和秀・教育学部教授(59)=同 |