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新首都圏ネットワーク


『日本経済新聞』2005年2月24日付

富山県立大、公募卒論研究から特許出願


 富山県立大学はテーマ公募による卒論研究から2件の特許を出願した。23日
に富山市で開いた説明会「フォーラム2005」で明らかにした。産学官連携
の新たな成果として話題になりそうだ。

 県立大は地域貢献や学生のビジネス感覚醸成を狙い、今年度から卒論テーマ
の公募制度を導入。地元企業などが応募した42件のうち26件を取り上げた。企
業側との調整が終わっていないため特許出願の内容は明らかにしていない。

 説明会では学生が公募研究の内容を発表した。県立大は産学官連携の深化に
向け、来年度は学際的な修士論文テーマを提案して地元企業などに共同研究を
呼びかける。2006年度は大学院に技術経営に関する科目を設け、社会人を受け
入れる考えだ。