トップへ戻る   以前の記事は、こちらの更新記事履歴
新首都圏ネットワーク


『朝日新聞』福岡・北九州版 2005年2月12日付

九州歯科・福岡女子・県立大の3大を法人化
来年4月めど


 県は8日、九州歯科大、福岡女子大、県立大の県立3大学を来年4月をめど
に地方独立行政法人化すると発表した。各大学に運営を任せることで少子化に
対応し、教育研究活動を柔軟にするのが狙いという。

 法人化後は、知事が6年ごとに達成すべき活動目標や計画を立て、大学がそ
れぞれ策定する具体的な中期計画に沿って授業をする。

 目標水準に達したかどうかは、大学の自己点検のほか、県の機関や外部の有
識者でつくる評価委員会が評価。文科省が認めた機関による専門的な評価もあ
る。就職率や国家試験の合格率、公開講座の回数といった地域貢献度などが評
価対象となるという。評価結果は教育研究や大学運営の改善に使われる。県が
大学に交付する運営費の額などにも反映されるという。

 組織は学長を理事長とし、副理事長には経営の専門家を置く。理事も経営の
専門家や有識者など学外者を加える。理事会が最高意思決定機関となり、予算
や教育課程の方針、教職員の人事などを決めるという。

 県内では、北九州市立大が4月から独立行政法人化することが決まっている。