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『西日本新聞』2005年2月2日付 佐賀大　授業料を据え置き　新年度　経費削減などで対応 　【佐賀】　佐賀大（長谷川照学長）は一月三十一日、二〇〇五年度の年間授 業料を現行の五十二万八百円に据え置くことを決めた。国立大の年間授業料の 目安となる「標準額」が今春、一万五千円引き上げられるのに伴い、多くの国 立大が値上げの方針を示す中、据え置きを決めた大学は全国でも珍しいという。 　国立大は昨年四月の法人化で、授業料は各大学の判断で決められるようになっ た。同大は「地域格差を無くし、教育の機会均等を維持するのが国立大の役割。 学生にとって授業料の額は重要な問題と受け止めた」と説明している。授業料 の据え置きで約一億円の減収となる見込みだが、同大は「特別研究費などの一 部を経費に組み入れ、経費を削減することで、対応できる」としている。