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新首都圏ネットワーク

『予算・授業料情報』No.22

2005年2月4日 国立大学法人法反対首都圏ネットワーク事務局

東京大学地震研究所学生会から以下のような情報が寄せられましたのでご紹介しま
す。

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東京大学地震研究所の大学院生で構成される「学生会」は、授業料を
払う院生の立場から、授業料値上げ反対の運動を始めました。

「学生会」が、所内の大学院生を対象に授業料値上げへの賛否を問う
アンケートを実施した結果、授業料値上げに75パーセントの院生が反対、
残りがやむをえないという意見で、積極的に賛成する学生はいませんでし
た。アンケートの中で挙げられた反対の理由としては、アルバイトの必要
性から研究に専念できなくなる、機会平等に反する、今後も値上げが続く
のでは、値上げの意義が分からないなどとするものが挙げられます。これ
らの真摯な声を元に、東大総長や各政党など、学内外の関係者に、値上
げ再考を求める意見書を提出するための議論を進めています。

また学生会は、2月3日付け全国紙に授業料値上げ反対の意見広告を掲
載するための募金活動にも、2月2日昼休みの時間に学生会として取り組
みました。研究所玄関前に募金箱を設置したところ、院生、教職員から
10960円の募金を得ました。

社会的な発言・行動は、学生会としては極めて異例ですが、これは、授
業料値上げというこの大事な問題が、一番の当事者である私たち院生の
手の離れたところで決められていくことに対する強い危機感と怒りの反映
です。また、身近な教職員の方が頑張っている姿にも触発されています。