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『毎日新聞』長崎版 2005年2月3日付

県公立大学法人:学長に古川俊之・東大名誉教授 /長崎


 県立大と長崎シーボルト大を経営する独立行政法人「県公立大学法人」(4
月設立)の役員が2日決まった。理事長に法人設立準備委員長の木村道夫・前
県教育長(63)が就任し、08年4月の両大学の統合・再編をにらんで学長
兼副理事長は古川俊之・東京大名誉教授(73)が務める。

 理事会は正副理事長と理事2人。法人の経営などを審議する経営協議会委員
には、県出身の脚本家、市川森一や辻洋三・佐世保商工会議所会頭ら4人を選
出した。両大学の現学長2人は特別顧問に就任する。

 古川氏は1955年、大阪大医学部を卒業。東京大医学部教授、国立大阪病
院長などを務めた。同氏は大学の組織改革の先例となった東京大先端科学技術
センターでの教授経験を踏まえ「年齢的に最後の奉公。優秀な生徒を集めるた
め優秀な研究者を集めたい。地元が求める即戦力を養成する大学にしたい」と
抱負を語った。【横田信行】