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『山陰中央新報』2005年2月4日付

島根県立3大学統合 看護短大を4年化し学部新設を


 島根県立の三大学・短大の統合再編・独立行政法人化で、県看護協会の松浦
昌代会長らが三日、県庁を訪れ、出雲市にある県立看護短大を四年制化した上
で看護学部として設置するよう、澄田信義知事に要望した。

 看護短大は、三年制の看護学科と一年制の専攻科(地域看護学、助産学)で
構成。県の構想では、同短大と松江市の島根女子短大を合わせた短期大学部と、
浜田市の県立大にある総合政策学部との二学部で公立大学法人を構成するとなっ
ている。

 これに対し、松浦会長は、医療の高度化で質の高い看護職養成を求める時代
背景から、看護短大の四年制化が進む全国の実態を説明。医療・看護体制の充
実と同時に、統合再編後の大学の魅力向上のためにも、四年制の看護学部創設
を求めた。

 澄田知事は「当面は統合再編が大事」と、新大学に移行する二〇〇七年四月
時点での実現は困難との認識を示しつつ、要望の趣旨には賛意を表し、将来的
な課題として検討する考えを述べた。