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新首都圏ネットワーク


『朝日新聞』茨城版 2005年1月31日付

3国立大・短大授業料値上げへ 筑波大など


 県内の国立大・短大3校の授業料が、新年度から値上げする見通しとなった。
国の運営費交付金が減額されることに伴うもので、3校とも政府予算に示され
た授業料標準額に合わせたという。

 筑波大(つくば市)は27日の役員会で、新年度の学部と修士、博士課程の
年間授業料を1万5千円引き上げ、53万5800円とする方針を決めた。

 茨城大(水戸市)も、役員会で同様の方針が了承されており、2月上旬の経
営協議会と役員会を経て正式に決定する。筑波技術短期大(つくば市)は28
日、経営協議会と役員会を開き、1万800円引き上げ、39万円とする方針
を決めた。

 新年度の政府予算では国立大の授業料標準額の値上げが提示された。一方、
学生数に応じて各大学の運営費交付金を減額し、増収分を相殺している。筑波
大の場合は約2億円が減る見込みだ。

 同大などは、値上げについて「教育や学生サービスの質を確保、向上させる
ためにやむを得ない措置」と説明している。学生や受験生には、ホームページ
や広報紙で周知を図るという。

 3校の授業料値上げは2年ぶり。