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新首都圏ネットワーク


『福島民報』2005年1月27日付

福医大に参与会新設/大学改革に第三者の意見/きょう初会合


 県立福島医大は27日、学外の医療関係者や経済関係者による参与会を設置
する。来年4月に独立行政法人化を控え、大学改革に第三者の意見を取り入れ
るのが狙い。大学経営や研究分野などについて幅広い意見を求め、新年度にま
とめる中期計画に反映させる。

 参与会のメンバーは太田保世(太田綜合病院理事長)嘉山孝正(山形大医学
部長)菅家節子(公認会計士)車田次男(県町村会長)小山菊雄(県医師会長)
斎藤諦淳(武蔵大学長)佐藤勝三(県商工会議所連合会長)瀬谷俊雄(東邦銀
行頭取)野口美和子(自治医大看護部長)柳田公雄(県産業技術顧問)。

 来年3月まで3回程度、会合を開き、それぞれの立場から重点を置くべき研
究分野、財政面を含めた大学経営、へき地医療、県内の医療関連企業との共同
研究事業などについてアドバイスを求める。

 県立福島医大は地域貢献の推進を中期計画の柱とする方針を打ち出しており、
県内各界各層からの多様な意見を盛り込むことで計画をより、実効性のある内
容にしたい考え。事務局は「有識者の意見を踏まえ、大学の在り方や針路を根
本から考え直していきたい」としている。

 初会合は27日午後1時半から福島市の福島グリーンパレスで開かれる。