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新首都圏ネットワーク


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Academia e-Network Letter No 232(2005.1.24 Mon)
http://letter.ac-net.org/number/232

━┫AcNet Letter 232目次┣━━━━━━━━━ 2005.1.24 ━━━━━━

【1】(34046) イラク意見広告の会 より2005年01月22日取得
  「賛同者より:A Victim of The Government of the Bureaucrats, by the
Bureaucrats, and for the Bureaucrats (2005-01-20 03:10:05)」
  http://ac-net.org/iik/msg/273

【2】(34432) 香田証生さんを偲ぶメッセージ集 より2005年01月23日取得
  「フェア−にお願いします(神奈川 2005-01-23 16:30:52)」
  http://ac-net.org/appeal/8/msg/134

【3】(33727) TUP-Bulletin より2005年01月21日取得
  「速報448号 リバーベンドの日記 1月15 日 幻の大量破壊兵器」
  http://groups.yahoo.co.jp/group/TUP-Bulletin/message/480

   ───高等教育費問題───

【1-1】(34475) 国立大学法人法案に反対する意見広告の会 より2005年01月23日取得
  「「意見広告の会」ニュース 号外3「呼びかけ」改訂版」
  http://ac-net.org/rss/item/34475

【1-2】(34476) 国立大学法人法案に反対する意見広告の会 より2005年01月23日取得
  「「意見広告の会」ニュース243 (2005.1.24)」
  http://ac-net.org/rss/item/34476

   ───大学問題───

【2-1】(33276) Nobuhisa_blog より2005年01月20日取得
  「政治圧力が無くても?」
  http://nobusan.exblog.jp/1564496

【2-2】(33270) 全国国公私立大学の事件情報 より2005年01月20日取得
  「国立大学法人化で北大が新たな“総長選挙” 」
  http://university.main.jp/blog2/archives/2005/01/post_409.html

【2-3】(33271) 全国国公私立大学の事件情報 より2005年01月20日取得
  「中教審、大学の教員組織の在り方に関する検討委員会(第9回)議事録・
配布資料」
  http://university.main.jp/blog2/archives/2005/01/post_408.html

【2-4】(31234) 全国国公私立大学の事件情報 より2005年01月14日取得
  「中教審中間報告「我が国の高等教育の将来像」への蔵原清人氏パブリック
コメント」
  http://university.main.jp/blog2/archives/2005/01/post_372.html

【2-5】(32469) 全国国公私立大学の事件情報 より2005年01月18日取得
  「日本の科学技術研究費は4年連続増加の16兆8042億円 」
  http://university.main.jp/blog2/archives/2005/01/168042.html

   ───都立大廃学問題───

【3-1】(32869) 「都市教養なるもの」を超えて より2005年01月19日取得
  「管理本部による説明会 −クビ大へのラストステップ」
  http://blog.livedoor.jp/remember309/archives/12582588.html

【3-2】(33856) 内田樹の研究室 より2005年01月21日取得
  「首都大学東京の光と影」
  http://blog.tatsuru.com/archives/000688.php

   ───イラク問題───

【4-1】(34091) アラブの声ML より2005年01月22日取得
  「 京都空襲はしなかった米軍がバビロンを破壊する理由はユダヤ捕囚の報
復?」
  http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/message/332

【4-2】(32938) イラク戦争に関する世界情勢のニュース より2005年01月19日取得
  「 イラクレジスタンスレポート1月14〜15日 米軍基地で通訳解雇/自衛
隊撤退迫る最後通告/ラマディ激戦」
  http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/15Jan2005_resistance_report.html

【4-3】(34247) イラク戦争に関する世界情勢のニュース より2005年01月22日取得
  「スコット・リッター(元国連兵器査察官)「サルバドル方式」ーーアル
ジャジーラ 2005年1月20日」
  http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/2005Salvador_option_Ritter.html

【4-4】(34248) アラブの声ML より2005年01月22日取得
  「イラクの選挙結果は決定済み:パチャチが大統領、各派議席数決まる(ア
ルジャジーラ1/21)」
  http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/message/334

【4-5】(32680) World Peace Now より2005年01月18日取得
  「「イラク派兵は間違い」52%、米で3社共同世論調査」
  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050118-00000102-yom-int

【4-6】(34474) アラブの声ML より2005年01月23日取得
  「 英国が「賄賂」を持ち掛け自衛隊のイラク駐留継続を懇願 イラク人研
究家の分析」
  http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/message/335

   ───NHK 問題───

【5-1】(34431) JANJAN より2005年01月23日取得
  「NHK番組改変問題の経緯――『今日のマスコミ』から 2005/01/23」
  http://www.janjan.jp/media/0501/0501182712/1.php

【5-2】(33736) VAWW-NET Japan より2005年01月21日取得
  「NHK裁判 安倍晋三氏宛公開質問状」
  http://www1.jca.apc.org/vaww-net-japan/nhk/openletter050120.html

【5-3】(34090) VAWW-NET Japan より2005年01月22日取得
  「海老沢NHK会長宛公開質問状」
  http://www1.jca.apc.org/vaww-net-japan/nhk/openletter050121.html

【5-4】(33277) innernetblog 心網付録 より2005年01月20日取得
  「女性国際戦犯法廷傍聴記」
  http://blog.melma.com/00067106/20050120011938

【5-5】(32382) 低気温のエクスタシー より2005年01月18日取得
  「NHK特番問題:長井氏がNHK放送総局長見解に反論」
  http://blog.melma.com/00111843/20050117205706

【5-6】(32423) 理系白書ブログ より2005年01月18日取得
  「マスコミ・リテラシー」
  http://spaces.msn.com/members/rikei/Blog/cns!1pqciTw8cEc9bQRgc8cCtTYg!899.entry

【5-7】(32761) 水沫日記 より2005年01月18日取得
  「「両方再放送」ってのはいいね」
  http://blog.livedoor.jp/yamabetoyomu/archives/12560531.html

【5-8】(32559) 低気温のエクスタシー より2005年01月18日取得
  「JANJAN 「NHK大改革の潮目になるか 政治圧力改変問題」」
  http://blog.melma.com/00111843/20050118112638

【5-9】(32758) HERIKUTSUなる日々 より2005年01月18日取得
  「ところでコンプライアンスって?」
  http://blog.livedoor.jp/jabberwock555/archives/12556192.html

【5-10】(34364) JCJ ふらっしゅ より2005年01月23日取得
  「Y記者の「ニュースの検証」NHKは過剰な自己弁護をやめ、きちんとし
た内部調査と開かれた議論を」
  http://backno.mag2.com/reader/BackBody?id=200501230650000000102032000

   ───憲法・教育基本法改変問題───

【6-1】(32466) 全国国公私立大学の事件情報 より2005年01月18日取得
  「教育の国家統制をめざす教育基本法「改正」法案の国会提出に
反対する文化人123人の声明」
  http://university.main.jp/blog2/archives/2005/01/post_393.html

   ───「人権への無関心」問題───

【7-1】(32868) 壊れる前に... より2005年01月19日取得
  「クルド人難民強制送還について」
  http://eunheui.cocolog-nifty.com/blog/2005/01/post_17.html

【7-2】(32870) メディアの辺境地帯 より2005年01月19日取得
  「恵庭冤罪事件で、新潮社が訴えられる」
  http://henkyonews.cocolog-nifty.com/articles/2005/01/post_9.html

【7-3】(32903) M. H. Square. より2005年01月19日取得
  「クルド人親子を強制送還:本当に「他者」への思いやりがない国だな、
日本は。」
  http://www.officemh.com/archives/000187.html

【7-4】(33474) 私的スクラップ帳 より2005年01月20日取得
  「難民クルド人強制送還:国際法にも判例にも反した決定」
  http://agata.ciao.jp/blog/archives/000091.html

【7-5】(34092) BurmaInfo: ビルマ情報ネットワーク より2005年01月22日取得
  「Fw: 東京入国管理局収容中:絵描きのビルマ人難民Tさん -」
  http://groups.yahoo.co.jp/group/burmainfo/message/651

【7-6】(34093) BurmaInfo: ビルマ情報ネットワーク より2005年01月22日取得
  「はじめての方々への解説 」
  http://www.burmainfo.org/analyse/nemoto-intro.html

【7-7】(34363) ++つぶやき手帳++ より2005年01月23日取得
  「クルド人難民強制送還に抗議を」
  http://ichyamada.jugem.cc/?eid=120

   ───その他───

【8-1】(32432) muse-A-muse より2005年01月18日取得
  「Open-Source Journalismの理想と現実  諸刃の刃の使い方」
  http://morutan.blogtribe.org/entry-ee182669b6306e9784db229097e37cc5.html

   ───編集後記───

  http://ac-net.org/rss/item/34528


━ AcNet Letter 232【1】━━━━━━━━━━ 2005.1.24━━━━━━━━

 賛同者より:A Victim of The Government of the Bureaucrats, by the
Bureaucrats, and for the Bureaucrats (2005-01-20 03:10:05)
  http://ac-net.org/iik/msg/273

  From:イラク意見広告の会 ( http://ac-net.org/iik )
  取得時:2005年01月22日00時 URL: http://ac-net.org/rss/item/34046
────────────────────────────────────

抜書『Two incidents during the war against Iraq illustrate why Japan
must annul the Japan-U.S. Security Treaty and withdraw our Self-Defense
Forces (SDF) support of American troops in Iraq.(・・・)Although the
Japanese government and MOFA have denied it, the terrorists claim that
millions of dollars in ransom were offered by the Japanese government
through an unknown third nation.(・・・)Knowledge of the principles of
Jihad on the part of Japanese bureaucrats and policy makers must be put
into question, because under Jihad, an offer of ransom would have been
considered an insult to the terrorists. Mr. Koda is, thus, a victim of
bungling by Japanese bureaucrats and policy makers.(・・・)To what
extent was the Japanese government informed by the U.S. government of
the U.S. military operations surrounding Tikrit? If the Japanese
government and MOFA had had knowledge of this intelligence, travel by
the two diplomats to Tikrit would have been considered a suicidal
mission.(・・・)This may indicate that the Japanese government was not
in possession of this intelligence, and that the U.S. government had
not provided the Japanese government with this critical
intelligence. The withholding of critical intelligence on the part of
the U.S. government is against the Japan-U.S. Security Treaty. (・・・)
It is time for the Japanese people to admit that they have lived in an
illusion of sovereignty and been instead manipulated by their "parent"
nation, the U.S.. The first step the people can take is to demand that
the Japanese government annul the Japan-U.S. Security Treaty.  We must
admit the reality that the U.S. government will never protect the people
and the land of Japan by putting Americans into danger. 』


━ AcNet Letter 232【2】━━━━━━━━━━ 2005.1.24━━━━━━━━

 フェア−にお願いします(神奈川 2005-01-23 16:30:52)
  http://ac-net.org/appeal/8/msg/134

  From:香田証生さんを偲ぶメッセージ集 ( http://www.ac-net.org/appeal/8/ )
  取得時:2005年01月23日16時 URL: http://ac-net.org/rss/item/34432
────────────────────────────────────

抜書『あの時の香田さんは、自分の考えを言葉に託す以外に、助かる方法 を見つ
けることはできなかったはずです。彼が生きて帰る為には、 政府が撤退を自ら決
断するか、あるいは世論が動いて政府に決断を 迫るかの2つしか方法がなかった。
その状況なら、メッセージは日 本の一般市民にも向けられていたと考えるのが自
然だと思います。 彼があの短い2種類の言葉の中に、なんとか伝わってくれ、と
込め られるだけの意味を込めたとしても不思議ではありません。彼の言 葉が
(日本語しか聞いていませんが)非常にクリアーだったのは、そのためではない
かと私は思ったのですが…。(中略)「They asked me why japanese
government broke the law and sent troops to Iraq. They want Japanese
government and Koizumi, prime minister, to withdraw the Japanese troops
from Iraq, or cut my head.」 (中略)“皆様のため”や“公正で中立”を謳い
文句にしたり、報道の自由を振 り回したりするなら、都合の悪い者を事前に排除
するのではなく、 香田さんのような何の肩書きもない若者でも、そしてあの時、
彼と 武装勢力のその後ろに存在したであろう、これから殺されるのを待 つばか
りだった弱い人達をも、せめてフェア−(公正)に扱って、 “最低限リングには
上げてやれよ”と言いたいです。』

━ AcNet Letter 232【3】━━━━━━━━━━ 2005.1.24━━━━━━━━

 速報448号 リバーベンドの日記 1月15 日 幻の大量破壊兵器
  http://groups.yahoo.co.jp/group/TUP-Bulletin/message/480

  From:TUP-Bulletin ( http://groups.yahoo.co.jp/group/TUP-Bulletin/ )
  取得時:2005年01月21日06時 URL: http://ac-net.org/rss/item/33727
────────────────────────────────────

抜書『 今や私たちは、大量破壊兵器は決して存在しなかったという「公 式」表
明 を聞かされた。イラクが壊滅させられてしまった後になって、あれ は間違い
だったと言われる。バグダードを見てほしい。その光景には胸がつ ぶれる。荒れ
果てた街、異様な灰青色の空。火災と兵器から立ち上る煙と、 車と発電 機から
発生するスモッグが混ざり合った空の色。ある地域では突如 出現する かに見え
る壁が延々とめぐらされて、グリーンゾーンに所属する人 物たちを 護衛する。
街を行きかう人に共通する表情は怖れ、怒り、疑い。そ れに不安 定さと迷いが
つきまとう。この国は一体どこへ行くの? 少しでも いいから 普通の状態らし
くなるまで、一体どのくらいかかるの? 私たちは 一体いつ になったら安心で
きるの?(中略)大量破壊兵器は存在しなかっ た。まるで愛する人が犯してもい
ない罪状に よって死刑を宣告されたようなものだ――あげくに自分の国が見分け
もつか ないほど焼かれ爆撃される。そして、2年間にわたって死者を悲し み、
失わ れた国の主権を悼んだ後になって、兵器隠匿の罪を犯していないと聞かされ
た。私たちはアメリカの脅威ではなかった...

おめでとう、ブッシュ。今こそ私たちは脅威よ。 』


━ AcNet Letter 232【1-1】━━━━━━━━━━ 2005.1.24━━━━━━━━

 「意見広告の会」ニュース 号外3「呼びかけ」改訂版
  http://ac-net.org/rss/item/34475

  From:国立大学法人法案に反対する意見広告の会 (
http://www.geocities.jp/houjinka/ )
  取得時:2005年01月23日22時 URL: http://ac-net.org/rss/item/34475
────────────────────────────────────
抜書『Date: Sun, 23 Jan 2005 20:40:28 +0900 ・呼びかけ人欄を改訂していま
す。 ・池内了名古屋大教授の「呼びかけ」加わりました。 ・銀行口座カタカナ
名を示しました。

*今回の意見広告では、紙面の関係から賛同人氏名の掲載ができません。多く
の方への呼びかけを希望される方は、是非「呼びかけ人」にご参加下さい。
「呼びかけ人」は大学関係者に限定されておりません。』

呼びかけ人

(北海道大学)中村郁 渡邉信久 (弘前大学)佐藤公彦 奈蔵正之 (福島
大学)西内裕一 (新潟大学)世取山洋介 (富山大学)浜本伸治 (金沢大
学)西田美昭 鈴木恒雄 (群馬大学)近藤芳臣 (筑波大学)鬼界彰夫 
(千葉大学)栗田禎子 小沢弘明 三宅晶子  (東京外国語大学)岩崎稔 
(東京学芸大)藤本光一郎 (一橋大学)鵜飼哲 (東京大学)浦辺徹郎 
川本隆史 神野志隆光 小森陽一 佐藤比呂志 醍醐聰 田端博邦 野村剛史 
蜂巣泉  (名古屋大学)池内了 小林邦彦 高倍鉄子 (京都大学)駒込武
 間宮陽介 (島根大学)廣嶋清志 (山口大学)牧野哲 (愛媛大学)
赤間道夫 (佐賀大学)豊島耕一 (大分大学)中野昌宏 (鹿児島大学)
水上惟文 (琉球大学)永井實 


国立大学標準授業料値上げ反対の呼びかけ

皆様もご存じの通り、来年度から国立大学の標準授業料を値上げする予算案が
国会に上程され(ようとし)ています。私は、この値上げが文部省による国立
大学統制の露骨な手段であり、今後いっそう締め付けが強まる前触れであると
考え、断固反対の態度を表明したいと考えています。

その理由の第一は、国立大学の授業料収入を前倒しにして運営費交付金を削減
していることで、これでは実質的に授業料値上げを各国立大学に強要している
ことに他ありません。これを認めれば、今後も効率化係数に上乗せした予算の
削減を許容してゆくことになるでしょう。

理由の第二は、授業料の値上げは国民の高等教育を受ける権利を狭めていくこ
とに他ならず、それは国家として確実に文化の力が衰えさせていくことにつな
がるためです。なぜ、公共財としての大学が存立しているのかを考えるならば、
国立・私立を問わず国家からの補助を大幅に増やすことこそが求められている
政策であるはずです。日本の高等教育における予算のGNP比率が欧米の約半
分であることを思えば、この要求は何ら不当なものと言えないでしょう。

そして最後に、何も批判しないまま黙認していくことが罷り通っている現代に
おいて、何事であれ違和感を持つ事柄に関して自分なりの意見を表明していく
ことの大事さを強く感じています。果たして、授業料を値上げすることが国家
にとって必要かつ緊急のことであるでしょうか。そのことをしっかりと問いか
けてゆくべきだと考えています。(名古屋大学 池内了)




━ AcNet Letter 232【2-1】━━━━━━━━━━ 2005.1.24━━━━━━━━

 政治圧力が無くても?
  http://nobusan.exblog.jp/1564496

  From:Nobuhisa_blog ( http://nobusan.exblog.jp )
  取得時:2005年01月20日06時 URL: http://ac-net.org/rss/item/33276

────────────────────────────────────
抜書『前にもどこかに書いたが,昔,大学教員任期制法で争っていたころ,労
働基準監督署労組の委員長に「文部省は楽だ.仕組みを作れば,後は大学がかっ
てに対応していく」というようなことを言われたことがある.今もこれは変わ
らない.「効率化係数」による毎年の運営費交付金の削減も,大学にとっては
争点ではなく,対応すべき目標となってしまう.

我々は物分かりが良すぎる.14日の道新の05春闘を議論する社説にも「問題な
のは,経営側の姿勢の硬さを前に,組合が物分かりが良くなりすぎ...」と
書かれている.先日の寒冷地手当問題の団交で労務担当理事に「(これだけ説
明しても分からないのでは)分かる気がないのでしょう」と言われたが,その
とおり.あえてそうでありたいと思う. 』

━ AcNet Letter 232【4-3】━━━━━━━━━━ 2005.1.24━━━━━━━━

 スコット・リッター(元国連兵器査察官)「サルバドル方式」ーーアルジャ
ジーラ 2005年1月20日
  http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/2005Salvador_option_Ritter.html

  From:イラク戦争に関する世界情勢のニュース (
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/ )
  取得時:2005年01月22日21時 URL: http://ac-net.org/rss/item/34247
────────────────────────────────────

抜書『(・・・)わが国は口実を偽ってイラクに侵略したばかりでなく、サダム
とその仲間を宮殿から追放しアメリカ人占領者がとって替わることによって解放
されるという考えを悪用した。アメリカ人占領者は悪名高かったサダムの監獄を
使い続けたばかりか、廃止すべきだった虐待とレイプ、拷問を実行しつづけた。

この1年、急速に成長した大衆的な基盤のレジスタンスを掌握できない事態に直
面して、アメリカの政策立案者にできる最善策が、テロをみずからの方式に採用
することなのだ。それはさらに多くのイラク人を虐殺することによって、わが国
民の道徳的な基盤をいっそう低下させるだけのことであり、制御できない暗殺部
隊を支援することになる。

私は一人のアメリカ人として、良識と道徳心がワシントンで勝利し、サルバドル
方式が始動する前に終了させられることを希望し、祈る。(・・・)』


━ AcNet Letter 232【9-1】━━━━━━━━━━ 2005.1.24━━━━━━━━

 No 232 編集後記
  http://ac-net.org/rss/item/34528

  From : AcNet Letter (http://ac-net.org/letter/)
  2005年01月24日01時 URL: http://ac-net.org/rss/item/34528

────────────────────────────────────
[1]国立大学法人の授業料値上げと運営費交付金削減とを連動させる財務省の政
策を批判する意見広告運動が国立大学関係者から開始された。国民の5割以上が
高等教育に進学する時代となった今、高等教育を受けることによる各人の「利
益」はそれほどでもなく、むしろ、国民の半分以上が大学に進学し、高校まで
の基礎的な知的訓練を活用して能動的な知的活動を体験するようになることは、
日本社会の知的活性化に大いに益があり、その国益が強調されるべきときが来
たと言えるであろう。小学校の学費を無料にするのと同じ根拠で大学の学費を
無料にしても良い時代になったということ、「高等教育受益者負担政策」は時
代錯誤である、ということ、また国際的にも異様であることを、多くの人が察
知できるよう取り組んでいただきたい。

[2]報道の中立ということに関連して、「香田さんを偲ぶメッセージ集」に先程
寄せられたメッセージは、香田さんのビデオメッセージを日本のメディアは、
ほどんど放映しなかったことを批判している【2】。「あの時の香田さんは、自
分の考えを言葉に託す以外に、助かる方法を見つけることはできなかったはず
です。」「“皆様のため”や“公正で中立”を謳い文句にしたり、報道の自由
を振り回したりするなら、都合の悪い者を事前に排除するのではなく、香田さ
んのような何の肩書きもない若者でも、そしてあの時、彼と武装勢力のその後
ろに存在したであろう、これから殺されるのを待つばかりだった弱い人達をも、
せめてフェア− (公正)に扱って、“最低限リングには上げてやれよ”と言い
たいです。」

[3]リバーベンドの日記(1月15 日)「幻の大量破壊兵器」【3】は、米英や日
本による「イラク復興事業」がイラクの人からはどのように見えているかを理
解させてくれる。「大量破壊兵器は存在しなかった。まるで愛する人が犯して
もいない罪状によって死刑を宣告されたようなものだ――あげくに自分の国が
見分けもつかないほど焼かれ爆撃される。そして、2年間にわたって死者を悲
しみ、失われた国の主権を悼んだ後になって、兵器隠匿の罪を犯していないと
聞かされた」 しかし、日本は、米国に頼るしか「安全保障」の現実的方法がな
いので、「イラク復興」のために「イラクの民主化」のためにイラクを焦土と
化す作戦も支援しなければならない、というのが、日本の政策決定者の多数意
見であり、普通の人でも、そのように考える人が少くなくない。

[4]しかし、在米の方が、イラク意見広告の会のサイトに寄せたメッセージ【1】
は、米国が日米安保条約を守っていないこと、また、日本を守るために自国民
の命を危険にさらすことは決して有りえないこと、が、イラクでの二件の邦人
殺害事件から明確になったと指摘し「米国人を危険に曝してまで、日本の国民
と国土を米国政府が守るということは決してない、という現実を認めなければ
ならない」と述べている。

60年の慣性は容易には変わらないが、それをゆすぶる力が意外なところや方向
から昨年来生じてきているようにも思う。「荒廃」の遍在化が多様な危機感を
生長させつつある、ということであろうか。

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編集発行人連絡先: admin@letter.ac-net.org
趣旨:http://ac-net.org/letter/
ログ:http://ac-net.org/letter/log.php
(・・・)は編集時省略部分
登録:http://letter.ac-net.org/s.php
転送歓迎