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新首都圏ネットワーク


『一橋新聞』2005年1月22日号

来年度、授業料1万5000円増


 【一橋新聞=本紙1116号】学長や理事らで構成する役員会は13日、来年度の
学部・大学院の年間授業料を現行より1万5千円高い53万5800円に値上げするこ
とを了承した。今後、経営協議会などの審議を経て決定し、今月中に正式発表
される見込み。

 今回の授業料の値上げは国立大学等の授業料標準額の改定によるもので、87
年度以降隔年で値上げが行われることになる。

 大学側は、政府からの運営費交付金は標準額を基準に算定され、標準額値上
げにともない交付金が削減されるため、授業料を値上げせざるを得ないという。
また、法科大学院の授業料標準額は据え置きが決定しているため、本学でも授
業料の値上げはない。

 田崎宣義・教育学生担当副学長は本紙の取材に対し、「高等教育の授業料を
どう設定するかは国の高等教育政策の根幹に関わる問題であり、その議論抜き
に隔年で授業料が上がる現在のやり方は問題ではないかと思う」と述べた。