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新首都圏ネットワーク


共同通信配信記事 2005年1月12日付

診療費のカード払い導入を 総務省が国立大病院に要請


 治療費のカード払いを認めて―。総務省関東管区行政評価局(さいたま市)
は11日、管内5カ所の国立大付属病院にクレジットカードなどによる支払い
の受け入れを要請する文書を出した。

 行政相談で利用者から寄せられた「数十万円に上る入院費を現金でしか払え
ないのは不便」という声を反映。文書は「サービス向上の観点からクレジット
カードや、キャッシュカードで支払いができるデビットカード導入を検討する
必要がある」としている。

 同局によると、昨年4月の国立大の法人化に伴い、付属病院でも銀行振り込
みやカードによる支払いが可能になった。しかし昨年11月、管内にある8つ
の国立大の9付属病院を調べると、カード払いできたのは2病院だけ。ほかの
7病院のうち5病院は導入時期が未定で、銀行振り込みを原則として認めてい
ない病院も1つあった。