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『山陰中央新報』2005年1月7日付 島根県立3大学再編 松江市長が観光学科など設置要望 島根県立の三大学・短大の統合、独立行政法人化で、松江市の松浦正敬市長 は七日、同市にある島根女子短大を共学四年制に再編し、観光学科と幼児教育 学科を設置するよう、澄田信義県知事に提案した。 松浦市長は「将来に夢が持てる再編をお願いしたい」と要望。国際文化観光 都市の松江市を担う人材を育てるための観光学科と、保育士、幼稚園教諭への 課程を同時に履修できる幼児教育学科の新設を求めた。 澄田知事は、新大学が開学する二〇〇七年四月時点で女子短大の四年制化は 困難としながらも、観光学や幼児教育学を取り入れることは「要望の趣旨はもっ とも」と述べ、検討を約束した。 県の構想では、島根女子短大、出雲市の看護短大を合わせた短期大学部と、 浜田市の総合政策学部の二学部で公立大学法人を構成。新大学の基本計画は秋 にまとめるが、家政、保育、文学の三学科がある女子短大の再編が当面の焦点 になる。 |