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『京都新聞』2004年12月29日付 京大と関西TLOが提携 知的財産の事業化促進へ 京都大(京都市左京区)は28日、京大が保有する特許や著作物といった知 的財産の技術移転を進める基本契約を、関西TLOと結んだことを発表した。 来年1月から本格的に連携活動を始める。 関西TLOは大学などの研究成果を企業に橋渡しする機関で、会員は約24 0社。契約内容は特許申請の代行や特許使用権の売却などで、京大の特許を生 かして企業の事業化を促す。ライセンス契約の締結などで実施料収入があれば、 京大は一定割合を成功報酬としてTLOに支払う。 今春の法人化に伴って京大は知的財産の管理を強化し、発明届け出件数は本 年度401件と昨年度の206件を大きく上回り、ライセンス収入も約200 0万円を見込んでいる。京大知的財産企画室室長の松重和美副学長は「京大の 特許が効率よく社会還元される体制が整った」と話す。 |