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『日本経済新聞』2004年12月25日付

2005年度予算 教育・私学助成は増額――国立大、運営交付金を減額


 復活折衝の焦点だった私立の大学や高校などの経常的経費に充てる私学助成
は、閣僚折衝で今年度比0.8%増と何とか増額を確保し、21年ぶりの減額は免れ
た。

 ただ、私学助成に関しては、財政制度等審議会(財務相の諮問機関)が特に
大学について、「厳しく見直すべきだ」と提言するなど、2006年度予算以降も
厳しい査定を受けることになりそうだ。

 国立大学法人の年間授業料の目安「標準額」が1万5000円増の53万5800円とな
る一方、運営費交付金は0.8%減の1兆2317億円となった。同交付金は今後も一
定の比率で減額されることになっており、国立大は一段の経営効率化を求めら
れる。