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『岩手日報』2004年12月23日付 教育施設開設を計画 県立大 来春、独立行政法人に移行する滝沢村の県立大(西澤潤一学長)の2010 年度までの中期目標・計画の素案が22日、同大で開かれた県地方独立行政法 人評価委員会(委員長・海妻矩彦県立博物館長)で承認された。中期計画はテ ラヘルツ応用研究など5項目を全学的に取り組む研究領域・企画と位置付け、 盛岡駅西口複合施設への教育施設開設も打ち出した。 中期目標・計画の期間は法人化される05年4月から11年3月末までの6 カ年。中期目標は教育研究、運営、財務、評価などで県が設定。中期計画は中 期目標を達成するため、大学側が中心となってまとめた。全学的に取り組む研 究や企画のほか、学部ごとの重点研究領域、教育方法、研究についても示した。 看護学部は担任制の見直しを図り、大学院に専門看護師教育課程を開設。社 会福祉学部は05年度から4教育群に再編成、現行の2学科制の再編も検討す る。ソフトウェア情報学部は1年からの講座配属制度を堅持、世界的な研究教 育拠点を目指す。総合政策学部は06年度から社会調査士、ビオトープ管理士 の資格取得を可能とする。 学生生活では、教育カウンセラー、学生カウンセラーの導入を検討。盛岡駅 西口複合施設にサテライト教室「県民リフレッシュ教育センター(仮称)」を 設け、社会人を対象にした公開講座や講義を行う計画だ。 運営は理事長、副理事長、理事が中心となって経営戦略を立てる。経営会議 を新設し、外部の専門スタッフを入れ、県民の意見を聞く窓口も設置する。 目標・計画とも昨年11月に策定した中期的な大学の在り方をまとめた「県 立大アクションプラン」をもとに作成した。来年1月の評価委員会で再度検討 し、最終的には県議会、知事の認証を受ける。 |