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『日本経済新聞』2004年12月17日付

国立大授業料、来春値上げへ


 中山成彬文部科学相は17日の閣議後会見で、国立大学法人の年間授業料の目
安となる「標準額」について、「(来年度の値上げは)やむを得ない」と述べ
た。現行で52万800円となっている標準額が値上げされることが確実となった。
国立大の授業料は1989年度以降、2年ごとに値上げされ、来年度はその年にあた
る。現在、文科、財務両省は現行の標準額を1万5000円値上げし、53万5800円と
する方向で最終調整しているが、国立大側は学生離れの懸念から、値上げに反
対している。

 中山文科相はこうした国立大側の意向を踏まえ、「国立大は法人化して1年と
いうこともあり、(値上げの幅は)できるだけ圧縮したい」との考えを示した。