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2004年12月12日 日曜日 山形新聞 「新学部」の将来を考える・山大シンポ 山形大教育学部を改組し、新年度に発足する「地域教育文化学部」の将来について考え るシンポジウムが11日、山形市の中央公民館で開かれた。 新学部に対する意見や要望を聞くことで、より地域に密着した学部にしていき、地元の 期待に応えながら発展していこうと、同大教育学部が主催した。 「おらだで、何が出来っが考えでみっぺ!」をテーマに開催。「地域教育文化学部」を 支援する会の鈴木栄三会長、米鶴酒造の梅津伊兵衛社長、月刊ほいづん編集発行人の伊藤 美代子さん、山形西高の大沼敏美教諭、長南博昭県教育次長をパネリストに迎え、山形新 聞の寒河江浩二論説委員長がコーディネーターを務めた。大学側からは石島庸男教育学部 長、鈴木隆評議員が出席した。 シンポジウムでは、「地域に開かれた印象が薄い大学だが、教員の意識改革を会議でば かりやってもだめだ。実際に外に出向き、多くの批判を受けた上で変わっていかなくては ならない」「3学科の中で主に教員を養成する地域教育学科だけが優遇されているイメー ジ。文化創造、生活総合の2学科について、就職面で手厚くフォローしていく必要がある 」などの意見が出された。 一方、大学側は大学院を卒業した学生を優先的に教員に採用してもらうよう県教育庁に 働き掛けていく考えを示した。 |