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『河北新報』2004年12月10日付 人間ドック開設　山形大医学部　国立大病院で東北初 　山形市の山形大医学部付属病院（山下英俊病院長）に、人間ドックが開設さ れた。各科の専門医が最先端の検査機器を使って診断し、事後の精密検査や治 療も大学病院で一貫して受けられる。法人化後の独自事業の一つで、国立大学 病院が人間ドックを行うのは東北で初めて。 　検査項目は、循環器系、呼吸器系、消化器系などの標準検診のほか、がん検 診、山形済生病院にある最新のがん発見装置「ＰＥＴ／ＣＴ」を使った検診も ある。 　検診結果の約９割はその日のうちに出され、総合診察を行う八巻通安・予防 医療部長が丁寧に説明する。治療が必要な場合は、院内の各科に紹介する。看 護師、栄養士によるきめ細かな食事、生活指導もある。 　受診者が検診の合間や昼食時にゆったりとくつろげるよう個室を用意した。 インターネットに接続できる回線やテレビもあり、普段の仕事をすることもで きる。 　山下病院長は「大学も予防医療に貢献しなければならない時代。大学病院の 設備とノウハウを多くの人が活用してほしい」と話している。 　人間ドックは２、３週間前までに予約が必要。料金は「１日標準コース」が ４万４１００円、「２日総合がん検診コース」が男性１０万６６７５円、女性 １２万３４７５円。「２日ＰＥＴ／ＣＴがん検診コース」が男性１７万４８６ ５円、女性１９万１６６５円。法人割引もある。 　連絡先は０２３（６２８）５８７９。