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新首都圏ネットワーク


『静岡新聞』2004年12月6日付

東部の看護教育充実検討 長泉高移転跡地を活用 県議会知事答弁


 県議会十二月定例会は六日、代表質問を行い、石川嘉延知事は東部地域への
県立大の新たな展開について、県教委が検討している県立長泉高校の教委三島
分館(三島市)への移転・単位制高校への改編計画と合わせ、同校用地を活用
した看護学などの高等教育機能充実を検討していく考えを明らかにした。鈴木
利幸氏(自民、浜松市)の質問に答えた。

 石川知事は県立大について、来年度に県と大学との協議機関を設け、法人化
に向けた具体的調整を進める方針を示し、「それに併せ、大学の一層の充実を
図っていく必要がある」と指摘。具体的には、静岡がんセンターと連携大学院
協定を結んでいる県立大大学院の看護学研究科が、新たに東工大や早稲田大な
どとがんセンター研究所の医看工連携の一翼を担うことや、薬学や食品栄養科
学の分野で培ってきた高度な知見をファルマバレー構想(富士山ろく先端健康
産業集積構想)の推進に生かしていくことが期待されると説明した。

 これを踏まえ、石川知事は県立大の東部地域への新たな展開について、「長
泉高の用地を活用する展望が開けてくるため、同校の移転・単位制高校への改
編整備の進行に合わせて、跡地、施設の活用を含めて検討し、結論を出したい」
と述べた。