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『日本経済新聞』2004年12月4日付 神戸大学と神戸市灘区、産業振興や地域福祉で連携 神戸大学と同大が本部を置く神戸市灘区は児童福祉や商店街の活性化などに 共同で取り組む協定契約を結んだ。大学と政令指定都市の行政区が提携するの は全国初。今月から具体的な活動を始める。独立法人化にともない独自性を出 したい神大と、地域活性化に大学の力を取り入れたい灘区の狙いが一致した。 両者が共同で取り組むのは地域福祉、産業振興、教育・文化の振興、人材育 成などの分野。協定の有効期間は1年間だが、内容を見直したうえで更新する。 地域福祉分野では灘区内に11カ所ある児童施設で神大の学生がボランティア で児童の教育実習を開始。産業振興分野では商店街の空き店舗を学生に開放し、 学生ベンチャーの本社事務所などとして使用してもらう。灘区内に本社を置く 日本酒メーカーと理工系学生との共同研究も検討する。 |