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新首都圏ネットワーク


[AcNet Letter 214] ファルージャ 21世紀のゲルニカ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Academia e-Network Letter No 214 (2004.11.02 Thu)
http://letter.ac-net.org/04/11/02-214.php

───────────────────────────────

本日の毎日新聞朝刊に全面意見広告掲載。

ウェブサイトより:

「世話人会からのお知らせ(2004.11.27):募金者氏名を意見広告紙
面に掲載させていただく期限は29日までに振込通知が到着した
分となっていますが、募金額はまだ目標金額を大幅に下回ってい
ますので、引き続き募金を受け付けさせていただきます。募金の
終期は12月2日時点での募金額をみて判断し、HPでお知らせ
いたします。」

11月29日(月)現在の振込済募金額合計:5,094,980(1090名)

━┫AcNet Letter 214 目次┣━━━━━━━━━ 2004.11.02 ━━━━

【1】 イラクへの自衛隊派遣の打ち切りを求める意見広告の会
    意見広告の記者発表&市民トーク集会

【2】募金者のメッセージより
http://ac-net.org/iik

 【2-1】つぶやき( 中村 康子/新潟県長岡市)
  http://ac-net.org/iik/msg/253
 #(いまなお車中泊の中越大震災被災者から)

 【2-2】「無駄死に」の後が恐ろしい(片桐史雄/宮城県・仙台市)
http://ac-net.org/iik/msg/251

【3】毎日新聞社説12/02:
視点・サマワと日本 人々の善意につけこむな
http://www.mainichi-msn.co.jp/column/shasetsu/news/20041202k0000m070160000c.html

【4】イラク民主化国民潮流(CONDI)からのメッセージ:2004.11.30
http://www1.jca.apc.org/aml/200411/41993.html

【5】ファルージャ 21世紀のゲルニカ 新たなピカソはどこに?
ソール・ランドー
Falluja,April2004-thebook

【6】ブログ:思考錯誤(http://d.hatena.ne.jp/dice-x/)
[edu]大学院進学はまちがいなく自殺行為である
http://d.hatena.ne.jp/dice-x/20041201

【7】Academia RSS より http://ac-net.org/rss


━ AcNet Letter 214 【1】━━━━━━━━━━ 2004.11.02 ━━━━━━

イラクへの自衛隊派遣の打ち切りを求める意見広告の会
    意見広告の記者発表&市民トーク集会 12/3

──────────────────────────────

「募金者のみなさま

「イラク意見広告の会世話人」(呼かけ人)

先にお知らせしました「イラク意見広告の会」の意見広告(自衛隊
のイラク派遣の打ち切りを求める広告)は今日の毎日新聞朝刊に掲
載されました。これには、高遠さんのメッセ−ジも掲載されていま
す。

イラク意見広告の会はこの意見広告を多くの市民の方々に広げるた
め、下記のような緊急記者会見と市民トーク集会を開催することを
決めました。

皆さま方にも、ぜひ、この集会にご出席いただきたく、この企画の
ご案内をさせていただきます。

────────────────────────────
 12月3日(金) 18:00〜19:00  
 衆議院第一議員会館 第二会議室
 17:30  受付開始
 18:00  開会
        意見広告の会からの報告
        マスコミとの質疑
        トーク集会
 19:00  閉会 

参加者には、受付で意見広告紙面の別刷りを配布します。
──────────────────────────

衆議院第一議員会館:
地下鉄営団線「永田町」または「国会議事堂前」下車
地図:http://www.mapion.co.jp/c/f?grp=all&uc=1&scl=10000&el=139%2F44%2F46.435&pnf=1&size=500%2C500&nl=35%2F40%2F17.233

━ AcNet Letter 214 【2】━━━━━━━━━━ 2004.11.02 ━━━━━━

募金者のメッセージより
http://ac-net.org/iik

──────────────────────────────
【2-1】つぶやき( 中村 康子/新潟県長岡市)
2004-11-30 03:49:53.....転載・転送可
http://ac-net.org/iik/msg/253
──────────────────────────────

香田さんの自衛隊撤退の訴えに対して、小泉首相は、即答しまし
たね。「自衛隊は撤退しません」と。その時、思いました。そう
だ、この国は、過去に人の命を、紙切れのように無残に扱った国
だったのだと。この国は国民の命を守らない。はっきりと、そう
胸に響きましたよ。今、私たちの砦である憲法が、なし崩しにさ
れようとしています。かつての歴史が証明してきたはずの暴力の
連鎖の中に、再び日本を引きずり込んで、そうして、彼等はいっ
たい何をしたいのでしょうか?

私は、イラクへの爆撃、そしてファルージャへの攻撃を支持した
日本という国が、歴史的にどうみなされるのか、その国民として、
非常に恥ずかしいのです。何故なら、いくら小泉さんが、言葉の
上で言いくるめようとなさっても、イラク攻撃にはなんら、正当
性は見当たらず、ファルージャの攻撃は、国際法に違反した人間
としてもっとも恥ずべき残虐行為以外のなにものでもないんです
もの。巨額の負債を抱え、今までに無いほどの自然災害に見舞わ
れている日本の国民に「人殺し」を支援する為に、さらにいった
い、どれだけの負担を負いなさいとおっしゃるのでしょうか?いっ
たい、誰の為に?

PS. 余震の続く、10月24日の夜、車中泊の為に車に戻ろうと
して、ふと、気がついたのです。イラクの人々の恐怖は、この比
では無いのだと。

炊き出し中の自衛隊員達と雑談をする機会が有りました。とても、
感じのいい、青年ばかりでしたのでつい、「そんな暗〜い色では
なく、災害支援時は、黄色とかオレンジとか目立つ色の制服にし
たらどうかしら?」と言ったら、「狙撃されますから」と言う御
返事をいただきました。平和憲法の元で、「戦闘」を前提とした
組織(軍隊)を、私たち日本の国民は、育てていたんですね。戦
車や機関銃の地上戦の銃器は、あれはお遊びじゃあないですもん
ね。戦場は、日本ということで・・・ね。そのくせ、日本の沿岸
は全く無防備状態・・・。あ、だから、無防備なのか・・・
(@@;

日本が「軍隊」を持つということこそ、最も賢くない選択だと思
う。もしも世界に誇れるレスキュー隊を、「軍隊」の替わりに育
成し、国内のみならず、世界に派遣できたら、地震大国日本に住
む私たちはもちろん、どんなに心強く、そして、誇りにできるだ
ろう。」

──────────────────────────────
【2-2】 「無駄死に」の後が恐ろしい(片桐史雄/宮城県・仙台市)
2004-11-30 01:16:17.....転載・転送可
http://ac-net.org/iik/msg/251
──────────────────────────────

・自衛隊員を危険らさらさせてはなりません。ただし自衛隊員の
命が大切だからという一般的な理由ではありません。おそらく国
民からそのように言われることに戸惑いを感ずるのではないでしょ
うか。なにせ厳しい軍事訓練をつみ、武器を携えた軍隊として(表
向きは別として)行っているわけですから。危険だから撤退すると
いうのではイラクにいる他国の軍隊から笑われると思うでしょう。
死にたくはないがあわよくば実践の一つや二つ経験したいと思っ
ているのではないでしょうか。命を落とすかもしれないと覚悟を
決めて行った隊員もいるでしょう。だから仮に死者が出ても自衛
隊は冷静に行動することでしょう。・問題は死者が出た場合の日
本政府・与党や防衛庁がどうするかです。もうはっきり決まって
います。撤兵してお国のために(ここでイラクのためにでなくな
る)命を落とした隊員を「無駄死に」させるのかと。この言葉に国
民はとても弱いのです。かくして日中戦争の戦線拡大と同じく撤
退のタイミングを失い泥沼になります。だから自衛隊員を危険に
さらさせてはなりません。・もし日本が他国に侵略され、自衛隊
員が国を守るため戦い、命を落としたら心からの悼みと感謝を子
供たちに伝え理解させることができるでとょう。しかしイラクで
命を落としたらイラク人のためにとか国際平和のためにといって
子供たちに納得させることができるでしょうか。国連軍でもない
のに。日本がなすべきはイラク支援であってサマーワ支援ではあ
りません。復興には長い時間が必要です。自衛隊は撤退して国は
支援方法を改めて検討すべきです。

━ AcNet Letter 214 【3】━━━━━━━━━━ 2004.11.02 ━━━━━━

毎日新聞社説12/02:
視点・サマワと日本 人々の善意につけこむな
http://www.mainichi-msn.co.jp/column/shasetsu/news/20041202k0000m070160000c.html

──────────────────────────────
#(11/19の社説「引き際を見据えているのか」に今回のシリーズの
意図が記載されているのを編集人は知らなかった。

「社説を書くための会議では、見解は、単純な賛否だけでなく、理
由も、考えるルートも、将来展望も、多様に異なる。明日から
「視点」のシリーズで、今われわれが突きつけられている課題は
何で、どう考えるべきなのか、それぞれの思考過程を連載してみ
る。これが現憲法の是非、今後の国際社会での日本の生き方、国
内改革、したがって若い人たちの将来を大きく変える小さな決定
になると思うからだ。」
(11/19:サマワと日本 引き際を見据えているのか )
http://www.mainichi-msn.co.jp/column/shasetsu/archive/news/2004/11/20041119ddm005070159000c.html

本日の社説が署名なしなので、これが締めくくりであろうか。

『「復興支援」が政府の建前だとしても、イラク人を助けたいと
思う気持ちは性別によらない。そうした国民の善意につけこんで、
なし崩しに自衛隊派遣を延長することは認められない。自衛隊の
活動をイラク人に渡し、力によらない日本らしい支援を考えるべ
きだ。』

かなり明確にイラク自衛隊派遣延長を批判している。毎日新聞が迷
走から立ちなおった、と考えたい。

目次:
http://www.mainichi-msn.co.jp/column/shasetsu/archive/news/2004/11/index.html

毎日新聞社説: 視点・サマワと日本 

12/02日 人々の善意につけこむな

11/30日 復興支援の切り札は…=論説委員・中島章隆

11_29日 なぜ出てこない、政権打倒の声=論説委員・松田喬和

11/28日 軍事法制なき派遣に、軽装で…=論説委員・三木賢治

11/26日 法的要件が崩れたら、居続ける…=論説委員・近藤憲明

11/25日 北朝鮮問題と絡めて…=与良正男・論説委員

11/24日 特措法を改正して、事前承認の採用を=森嶋幹夫

11/23日 大義なき戦争の歴史的評価を恐れよ=石郷岡建

11/22日 陸自を早期撤収し「追従」脱した支援を=布施広

11/21日 対米協力にひそむ「緊密さのワナ」=高畑昭男

11/20日 派遣延長の前提は隊員の安全確保だ=論説委員・石原進

11/19日 サマワと日本 引き際を見据えているのか


━ AcNet Letter 214 【4】━━━━━━━━━━ 2004.11.02 ━━━━━━

イラク民主化国民潮流(CONDI)からのメッセージ:2004.11.30
http://www1.jca.apc.org/aml/200411/41993.html

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抜書:『 最後に日本の皆さんに肝心なことを申し上げましょう。
 私たちは、イラクの領土における自衛隊のプレザンスは戦争行
為にあたることを、またこのプレザンスは占領に加担している行
為であるとはっきり言いましょう。それは、昨年派遣され,現在
駐留し、これから、派遣延長することを考えている現時点におい
て、明らかなことです。暴力行為や、侵略行為、攻撃や虐殺をし
ていないとしても、このプレザンスの意味は一向に変わりません。
というのも、自衛隊が何の攻撃を受けないと保障するものは,何
もないからです。自衛隊が配置されている地方が,いつ何時、攻
撃が発生するかも分からず,もしそれが起これば、自衛隊は余儀
なくその動きに関与せざるを得なくなるからです。いずれにせよ、
イラクにおける皆さんの国の軍事的プレザンスのせいで、日本が
イラクに敵意を抱いていると解釈されているのです。(中略)日
本の兵士たちが,宿営地に隔離されて何もしていないのなら、な
ぜ,そこにいるのでしょうか。アメリカ政権を喜ばすためなので
しょうか。日本はそれほどまでに、アメリカに服従しているので
しょうか。イラク社会にたいして、人道支援をおこなうために、
私たちに報道されているように、水道工事や病院や学校建設をし
つつあるというのでしょうか。もしそうなら、軍隊である必要性
はありません。2003年12月,私がCONDIのスポークスマンとして日
本を訪れたとき、日本政府に提案したように、友情と連帯に基づ
いた日本の民間のプレザンスこそが、必要なのです。

今、日本の軍隊はイラクから立ち去るべきです。自衛隊の派遣期
間の更新をしてはなりません。

アブデル=アミール・アル・リカービ(イラク民主的国民潮流) 』

━ AcNet Letter 214 【5】━━━━━━━━━━ 2004.11.02 ━━━━━━

ファルージャ 21世紀のゲルニカ 新たなピカソはどこに?
ソール・ランドー
Falluja,April2004-thebook
http://teanotwar.blogtribe.org/entry-44552ed6d1da124fc7ce737e5c5c2e94.html

原文:Where's the New Picasso? Fallujah, the 21st Century Guernica
By SAUL LANDAU
http://www.counterpunch.org/landau11272004.html
──────────────────────────────

ファルージャ 21世紀のゲルニカ 新たなピカソはどこに?

ソール・ランドー

#(抜書)

『1935年、ナチスの将軍エーリッヒ・ルーデンドルフは自著
「全面戦争」の中で、近代戦は社会の全般に関わると論じた。し
たがって、軍は誰も見逃すべきではないと。イタリアのファシス
ト将軍ジュリオ・ドゥーエ将軍もこの点を繰り返している。民間
人を標的とすれば、軍はより迅速に前進できる、と。「空からの
テロ」により効果的に民間人の妨害を一掃することができる、と。

1937年4月下旬に、このドクトリンは実行に移された。ナチ
スのパイロットたちが、古のバスクの都ゲルニカに致命的な爆弾
を投下し始めたのである。ちょうど今、米軍のパイロットたちが、
古の都ファルージャにやっているように。その1年前の1936
年、スペイン内戦が勃発していた。イタリアとドイツのファシス
ト政府から支援を受けたフランシスコ・フランコ将軍は、スペイ
ン共和国政府に対して武装蜂起した。ゲルニカの人々は抵抗した。
フランコは、ナチのお仲間に、自軍の攻撃に持ちこたえていた頑
固なゲルニカの人々を罰するよう依頼したのである。

ゲルニカの人々は、自分たちの街を守るための対空砲もなければ、
むろん戦闘機も持っていなかった。ナチスのパイロットたちは、
市の立つ日の午後4時30分、周辺から市に来る人々でシティ・
センターが一杯になることを知っていた。

この「英雄的使命」を帯びた飛行に発つ前に、ドイツ人パイロッ
トたちはスペイン人のお仲間と、どちらも理解できる言葉で祝杯
を挙げていた。「死に万歳を!(ビバ・ラ・ムエルテ)」。ワイ
ン・グラスをかかげて、彼らはこう叫んだ。ゲルニカ爆撃は、軍
は民間人と戦闘員の区別をしないという考えを導入することとなっ
た。あらゆる者に死を!

その日、1700人近くが死亡し、約900人が負傷した。フラ
ンコは空襲が起きたことを全否定し、ゲルニカの破壊はゲルニカ
を守ろうとした者たちがやったことだと非難した。これも、米軍
が、「反乱勢力が自分の街を守ろうなどという傲慢を働き、モス
クの中に隠れたことで野蛮な攻撃を強要した」と仄めかしている
ことに酷似している。

米国空軍がたった今ファルージャの人々に対してしたことが、ナ
チスがゲルニカに対してしたことに酷似しているということを2
1世紀の人々に理解させるために、劇的な絵を仕上げる新たなピ
カソはいるだろうか?

1937年、ドイツとイタリアのメディアは、「脅威」と闘うこ
とで祖国の理想のために身を犠牲にしているこれらのパイロット
たちの困難な境遇を大きく扱っていた。こんにち、米国のメディ
アは、米軍海兵隊兵士たちが直面する困難についてしゃべり散ら
している。メディアは、優勢な技術で民間人を殺し家々とモスク
を破壊して愛国者たちを鎮圧している米軍兵士を弱い者いじめと
は決して言わない。11月15日、軍属NBCカメラマンが、米
軍兵士が残忍に負傷したイラク人捕虜を射殺している光景を映像
に収めた。CNNがこの映像を流したとき、レポーターは、我々
が目にした暗殺について「酌量すべき状況」があると語っていた。
この負傷者は、他の「反乱勢力」がしたように、自らをブービー
トラップとしていたかも知れない、というのである。結局のとこ
ろ、海兵隊兵士たちは、その前の週を地獄の中で過ごしたのだ、
というわけである。』

訳者註:「ソール・ランドーは文学・芸術・社会科学院のディジタ
ル・メディア及び国際対応プログラム代表。新著に The Business
of America がある。」

━ AcNet Letter 214 【6】━━━━━━━━━━ 2004.11.02 ━━━━━━

ブログ:思考錯誤(http://d.hatena.ne.jp/dice-x/)
[edu]大学院進学はまちがいなく自殺行為である
http://d.hatena.ne.jp/dice-x/20041201

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#(COE 採択グループに後期課程大学院生を増やすことを要求する
評価委員会はどういう現状認識を持っているのであろうか。
責任をどう取るのであろうか。)

「・・・長々と書いてしまってすいませんが、私が言いたいことは
ただ2つ。

何となく大学院行くのはやめましょうと。うまくいったら、オレ
もワタシも教授になれるかも(とまでは思ってなくても)てほど、
全然甘かないよと。むしろそんな気分で来るのは「自殺行為」な
んで、大学院進学考える時点で、修士終えたらどうすんのか、き
ちっと覚悟もっとけよと。これは、私のエントリにトラバくださ
るような院生・ODの方々には、すでに言わずもがなのことなん
で、その点では書く意味のないエントリなんです。

むしろ(これが言いたいことのもう一つ)大学院担当教員に向け
て、おまえら、安直に大学院進学考えてるやつらを安直に入れて
どーすんだ、というのが強調したい点で。それは自殺行為だぞ、
と諭す(そして自分たち=大学業界にとっても自殺行為であるこ
とを自覚する)のがおまえらの役目だろうと。「おまえら」と他
人事のように書いてますが、むろんこれは自分に向けても言って
ます。

こういうことは、もはや考えたり論じたりするまでもない現状認
識であるべきはずで、むしろ大学人たちが考えなくてはいけない
問題は、この現状のなかでどう後継者を育てる=大学業界を存続
させるかです。むろん、社会的には「大学なんぞいらねー」とい
うオプションもあるはず。社会がそう判断するならそれでいいか
もしれんのですが、大学でオマンマ食ってるわれわれはまず危機
的な現状認識は、ちゃんと共有せねばならんはず。それが共有さ
れていないのは、バカの集まりか、おれたちは、と思う。」

#(引用されている言葉:「東大で大学院に入るのは自殺行為、そ
れ以外の大学で大学院に入れるのは殺人。」(c)飯田泰之』)

━ AcNet Letter 214 【7】━━━━━━━━━━ 2004.11.02 ━━━━━━

Academia RSS より http://ac-net.org/rss

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2004年12月01日(水)12時までの6 時間に取得分より
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* ○Falluja, April 2004 - the book
(http://teanotwar.blogtribe.org/?bid=teanotwar)
米軍がファルージャへの支援物資輸送車両をブロック:アルジャジーラ
http://teanotwar.blogtribe.org/entry-c79d76f45249a87bb2a1a4c892f9ad72.html

『「ファルージャでは恐ろしい犯罪が行なわれています。彼ら
は誰にも知ってほしくないのです。私はヨルダンの野戦病院
からバグ ダードの病院に負傷者を4人搬送しました。」
「彼らは私に,犯罪が行なわれているのだと言いました。化
学兵器 が使用されています。死体には銃創はまるでなく,黒
いしみ (patches)があります。」』


* ○zasshi.com
(http://www.zasshi.com/ZASSHI_SOKUHOU/)
SPA! [12月7日号] 特集:誤報だらけイラク報道
http://www.zasshi.com/ZASSHI_SOKUHOU/data/spa.html

ザルカウィはファルージャにいなかった?(テロリスト・ザ
ルカウィ、相澤恭行他)p20

米軍拘束した武装勢力は医師や患者など民間人(ファルー
ジャ、ジャーナリスト・森住卓他)p21

攻撃前に避難させる−と言いつつ住民を追返す(ジャーナリ
ス ト・エマン・ハマス他)p22

即死よりも負傷死が多発。米軍が医療活動妨害(JVC・佐
藤真紀、ファルージャ、赤新月社)p22

政策反対する人々攻撃、サダム化する暫定政府(イラク暫定
政府・アラウィ首相、米軍他)p23

混迷を増すイラク情勢。自衛隊は大丈夫?(アジア経済研究
所・酒井啓子、ファルージャ)p23

日本マスコミが報道しない住民側に立った情報 (サイト「ア
ラブの声」主宰・斎藤力二朗)p23

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2004年12月01日(水)06時までの6 時間に取得分より
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* ○World Peace Now
(http://www.worldpeacenow.jp/)
( URUK NEWS 11/30 ) 22日、ファルージャでは米軍の化学兵器等で
5000人死亡
http://give-peace-a-chance.jp/118/041201.html

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2004年11月30日(火)18時までの6 時間に取得分より
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* asahi.com
イラク自衛隊、来年12月まで延長へ
http://www.asahi.com/politics/update/1130/008.html?2004

『イラクへの自衛隊派遣が12月14日に期限切れとなる問
題について、政府は30日、派遣期間を1年間延長するため
の基本計画変 更を12月10日に閣議決定する方針を固め
た。』

#(数週間の記憶しかない前向性健忘症の国民だから何をし
ても大丈夫さ、次の選挙のときまで覚えているはずがないか
ら、という方針。映画「メメント」(*)の前向性健忘症の主人
公レナードのよう に、悪意ある「協力者」の偽情報に操られ
ていることに気づかず、 自分の知性で判断し自分の意思で行
動していると思うロボットであ り続けるのが日本国民の定め
なのか。)

(*) http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=77

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2004年11月30日(火)06時までの6 時間に取得分より
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* ○WHEREABOUTS by E.SUGAWAR
(http://blog.livedoor.jp/emi_sugawara/)
「イラク特需を期待しているひとへ」
http://blog.livedoor.jp/emi_sugawara/archives/9979475.html

* ○平川研究室Blog
(http://www.cs.kyoto-wu.ac.jp/~hirakawa/diary/)
「あいのり」が飢餓問題の本質に迫る
http://www.cs.kyoto-wu.ac.jp/~hirakawa/diary/archives/200411/300034.php

抜書『アベベック・ゴベナ「飢餓を作った張本人はあなた達
日本人を含めた先進国の人達なのです。1960年代、アフリカ
では今ほど飢えている人はいませんでした。人々は、昔なが
らの伝統的な農業のやり方でトウモロコシや豆など自分の村
で食べるだけの食料を作り、自給自足の生活をしていました。
お金はなかったけれど、飢餓で死んでいく人は、今よりずっ
と少なかったのです。ところが、1970年代、農業の仕組みが
大きく変わってしまったのです。『緑の革命』で私たちは先
進国に騙されたのです」』

*○WorldPeaceNow
(http://www.worldpeacenow.jp/)
劣化ウラン弾が安全!?
http://www.jca.apc.org/stopUSwar/DU/genbunshin.htm

日本原子力文化振興財団がマスコミ・報道関係者に配布して
いるパンフレット「劣化ウラン弾による環境影響」の紹介。
抜書:『このパンフレットは、劣化ウラン弾による健康影響
および環境影響は事実上皆無であると、劣化ウラン弾の「安
全性」を広報しています。また、劣化ウラン弾の軍事的・経
済的な利点について、「徹甲焼夷弾のような性質を持ち、そ
してコストが安い」と解説し、「放射線の影響を期待した兵
器ではない」などと、米軍になりかわって、劣化ウラン弾使
用の正当性についての釈明を行っています。』

------------------------------------------------------------------------
2004年11月30日(火)00時までの6時間に取得分より
------------------------------------------------------------------------

*○Falluja,April2004-thebook
(http://teanotwar.blogtribe.org/?bid=teanotwar)
ファルージャ保健医療のダメージ

http://teanotwar.blogtribe.org/entry-3aacc063e995efa95be73d14c69fb42f.html

抜書『アル=ジュマイリ博士が語ったあるケースでは、父親
が子どもたちのために水を持ってくることができなかったた
め、3人の子どもが脱水症状で死んだという。米軍は、攻撃
開始の前に、ファルージャの水道供給を切断したのである。』

#(15年戦争当時の日本人は「鬼畜米英」と言っていたが、
そう批判する資格はなかった。今の日本はそういう言葉を使っ
てもダブルスタンダードとはならないが、日本は再び「鬼畜」
となろうというのか?経済同友会は経済のためにはやむを得
ないと宣言した(*) が、市井の者は同意するのか?鬼畜とし
ての実行部隊は、財界人や経営者ではなく、庶民のわたしや
あなたではないのか?)
(* http://ac-net.org/rss/showitem.php?itemid=18125)


*○法学館憲法研究所
(http://www.jicl.jp/index.html)

今週の一言:ちひろ美術館・東京 副館長松本由理子さん
「子ども、未来、命 〜 ちひろの思いと憲法」
http://www.jicl.jp/hitokoto/index.html

『ちひろが願いつづけたのは、「世界中の子どもみんなに平
和と幸せを」でした。戦争は二度としない、国際紛争を武力
で解決しない、そのために軍隊を持たないという日本国憲法
は、未来を照らす光であり、アジア2000万人、日本310万人の
犠牲の上に、戦後、日本が国際社会に復帰して生きていくため
の原点でもありました。憲法前文と憲法9条があったからこ
そ、朝鮮戦争のときも、ベトナム戦争のときも、湾岸戦争の
ときも、日本の軍隊が他国の人に直接銃を向けたり、戦闘行
為に参加する事はありませんでした。なのに、今、自衛隊は
武器を持ってイラクに派兵されている。』

------------------------------------------------------------------------
2004年11月29日(月)18時までの6時間に取得分より
------------------------------------------------------------------------

*○シバレイのblog
(http://reishiva.exblog.jp/)
リアリズムとしての派遣打ち切り
http://reishiva.exblog.jp/1212187

『イラク復興支援を約束した以上、退く訳にはいかないという
ことを言うヒトビトもいるだろうが、実際のところ、現在サ
マワでの道路や学校修復等といった事業は外務省のコーディ
ネートで行われており、自衛隊はアリバイ的に現場に顔を出
すだけに過ぎない。』

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2004年11月28日(日)06時までの6時間に取得分より
------------------------------------------------------------------------

*○WHEREABOUTSbyE.SUGAWAR
(http://blog.livedoor.jp/emi_sugawara/)
1日一冊:橋田幸子著「覚悟」

http://blog.livedoor.jp/emi_sugawara/archives/9898757.html

『橋田さんがフセイン政権崩壊後のバグダットを歩いた時、米
軍の空爆と砲撃で政府関係などの主な建物ほとんどすべてが
破壊されているなか、爆撃どころか1発の銃撃も受けていな
い建物があったそうです。/その建物の名は、「イラク石油
公社」』

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