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新首都圏ネットワーク


時事通信配信記事 2004年11月25日付

中国でも入試を検討=来年4月、北京に初の事務所−東大


 【北京24日時事】東京大の佐々木毅学長は24日、北京で記者会見し、来
年4月に初の国外事務所を北京市内に開設すると正式に発表した。さらに、中
国の優秀な学生を集めるため、日本に来なければ入学試験を受けられない体制
を改め、中国国内でも受験できるよう見直し作業を進めていることを明らかに
した。

 佐々木学長は国立大法人化を受け、東大にとって国外初の事務所を中国に設
立する理由について(1)中国の著名大学、研究機関と全学的交流を進める(2) 産
学官連携の担い手となる(3)優秀な中国人学生を受け入れる−などを挙げた。同
学長は「アジアの中の東大が大きなテーマだ」と語った。

 一橋大や京大、神戸大、広島大、早稲田大などが既に北京や上海に事務所を
設立。計画中も含めて中国に本格的拠点を構える日本の大学は少なくとも12
大学に上る。(了)