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『日本経済新聞』中部版 2004年11月20日付

静大ファンド、第1号案件は浜松のIT関連企業2社


 浜松信用金庫(静岡県浜松市、阿部正義理事長)の子会社、はましんキャピ
タルとアイ・キャピタル証券(東京・中央、中條喜一郎社長)は19日、静岡大
学と共同で設立したファンド「静大ベンチャー・パートナーズ」の投資先とし
て、プレサイスゲージ(浜松市、小石結社長)とロジカル(同、大石和成社長)
の2 社を選定したと発表した。

 投資額はプレサイスゲージが3250万円、ロジカルが3000万円。今年末までに
両社が実施する増資を引き受ける。

 プレサイスゲージは1999年設立。レーザーによる物体の測定技術を応用して
光関連の計測システムの設計・製造を手がける。ロジカルは1984年設立。医療
関連のソフトウエア開発などに強みを持つ。

 静大ベンチャー・パートナーズは浜松市周辺のベンチャー企業を資金面で支
援することを目的に2003年10月に設立された。両社は静岡大学が持つ技術シー
ズ(種)を活用しながら技術開発を進める。