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『朝日新聞』愛知版 2004年11月18日付 「1法人3大学」素案 会議事務局 3県立大、統合見送り 県立大、県立芸術大、県立看護大の3大学の「あり方検討会議」(座長・奥 野信宏中京大大学院教授)の最終会議に向けた会合が17日、県庁であり、会 議事務局から、統合は見送り、「1法人3大学」と提言する素案が示された。 この日出された委員の意見を反映して、今月末に開かれる最終会議で報告書を まとめ、神田真秋知事に提出する。 会合は非公開で、これまでの議論を踏まえて事務局側がまとめた報告書の素 案が検討された。 素案には、3大学間の連携を考慮して、効率的な経営と企画立案能力の強化 などの視点から、3大学を一括して設置、運営する公立大学法人を設立するこ とが望ましい▽県立大と県立看護大については将来において統合の可能性もあ りうる、といった点が盛り込まれ、委員がそれぞれの意見を述べた。「報告書 は断定的なものにせず、選択の余地を残した方がよい」といった意見もあった という。 「1法人3大学」となった場合、1法人が複数の大学を設置する例は全国で も珍しいという。 |