トップへ戻る   以前の記事は、こちらの更新記事履歴
新首都圏ネットワーク

『中国新聞』2004年11月16日付

来年度予算2億円増
広島大方針 授業料は据え置き

 広島大は十五日、三回目の経営協議会を広島市中区のホテルで開いた。授業料
は本年度と同額にするなど、来年度の予算編成方針について協議。本年度予算
を約二億一千万円増額し合計五百七十六億八千万円とする補正予算についても承
認した。十六日の役員会で正式決定する。
 今回初めてニューヨーク州立大のブルース・ジョンストン元総長も出席。学内
外の委員計十六人が全員揃った。
 来年度予算では、世界で専門雑誌や学会誌などを電子化している数社から電子
ジャーナルを年約二億千六百万円かけて購入。文系学生への基盤教育費配分を
増やす。

 補正予算は、病院収入増などを受け、増額補正した。同大は四月の法人化後三
カ月の時間外労働の賃金不払いについて、広島中央労働基準監督署からの指導
を受け、約二百八十人に計三千五百万円を支払ったが、人件費に余裕があったた
め補正予算には計上しなかった。