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新首都圏ネットワーク


時事通信配信記事 2004年11月14日付

12大学が中国に本格進出=京大、一橋に続き東大も−産学官連携でビジネス重視


 【北京13日時事】東京大、京都大、一橋大、早稲田大など12大学が全学
を挙げて中国の北京や上海などに拠点となる事務所を既に設けたり、近く設置
したりするなど本格的な中国進出を進めていることが13日、分かった。従来
の学術交流ではなく、国立大学法人化を受け、大学を「産学官連携」の中核と
し、中国に進出した日系企業と中国側との橋渡しを支援するなど「対中ビジネ
ス」を重視したのが特徴だ。

 東大など大部分は中国が初の海外本格進出となる。中国の急成長を背景に1
970年代の政府、90年代の企業に続く対中進出「第3の波」との見方も強
い。

 日本学術振興会北京事務所の調査や、大学の中国進出を支援している国際協
力銀行などによると、このほかに本格進出を進めているのは北海道大、東京工
業大、神戸大、広島大、山口大、島根大、慶応大、立命館大。