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『東海日日新聞』2004年11月12日付

第2回TUT産学官技術交流会


 ものづくり技術の新事業、産業化の芽を育(はぐく)む産学官出会いの場
「TUT(豊橋技術科学大学)産学官技術交流会」は11日午後2時から、同大
学ベンチャービジネスラボラトリー会議室で開かれた。今回が2回目の同交流
会は、西永頌同大学学長らの講演の部と見学の部に分かれて行われ、各企業か
ら大勢参加した。

 西永学長は「豊橋技術科学大学将来構想への私見〜10年後を見据えて〜」を
テーマに国際情勢、国内動向、大学内の変化など3項目について詳述した。

 その中で国立大学法人化について「法人化については私自身甘く考えていた
というのが本心。中長期を見据えた計画性やセンターなど組織設立の自由など
はメリットであるが、独立した組織体として、地域の企業や自治体との連携を
軸にしたマルチパスを構成し、アメリカ型の経営が望まれる」と話した。

 引き続き西島篤師氏が「事業展開における自社技術の深耕〜強みを如何に伸
ばすか!」をテーマに講演、三好孝典・同大学生産システム工学系講師がシス
テム制御研究室の研究現場を紹介した。