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新首都圏ネットワーク


『毎日新聞』2004年11月1日付

神戸大学長選 候補者の考え、理解へ所信表明 /神戸


 来年2月の任期満了に伴う神戸大学長選でこのほど、候補者2人が教職員を
前に所信表明を行った。同大では初の試み。独立行政法人化を機に、今後一層
学長のリーダーシップが求められると考えた同大が、候補者の考えをより理解
してもらえるようにと学長選に組み込んだ。

 候補者は五百籏頭眞・同大大学院法学研究科教授と、野上智行学長。五百籏
頭教授は「神戸大には可能性を秘めた研究がある。現代社会の激動を見つめな
がらも輝きのある人材と研究を応援したい」などと話し、野上学長は「中期計
画の達成が役目。学生の夢を実現させる、神戸大にしたい」などと話した。会
場には約100人の教職員が集まり、熱心に耳を傾けた。投票は10日に行わ
れ、12日には新学長が決定する。【細川貴代】