トップへ戻る   以前の記事は、こちらの更新記事履歴
新首都圏ネットワーク


『大分合同新聞』2004年10月27日付

大分市と大分大協定 教育、行政など相互協力


 大分市と大分大学は二十五日、教育、産業、医療、情報化、行政の効率化な
ど、さまざまな分野で協力して課題の解決を図る「相互協力協定」を締結し、
市役所で、釘宮磐市長と中山巌学長が協定書に調印した。

 大分大が県内の市町村と包括的な協定を結ぶのは初めて。今後、県内の各市
と協定を結ぶ方針。

 大分市は児童・生徒の不登校への対応、大分駅南地区や中心部の町づくり、
国際化や情報化の推進など、専門的な知識や施設が必要な課題を抱えている。
大分大は地域の大学として調査研究の成果を地元に還元する方策の一つとして
協定を結んだ。今後、課題ごとのワーキンググループをつくって解決に向けて
方策を探る。

 中山学長は「大学は法人化で特徴づくりが求められ、より積極的で継続的な
協力を進め大学と市の双方の発展につなげたい」と述べ、釘宮市長は「地方の
時代であり、大学の知的財産を活用して特色づくりをしたい」と話した。