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『毎日新聞』2004年10月23日付 首都大東京に「産業アート」新設 実務大学院も開設−−06年度 /東京 来春開学予定の「首都大学東京」について、都は22日、産業デザインとアー トを学ぶ「インダストリアルアートコース」を06年度にシステムデザイン学 部(日野キャンパス)に設置すると発表した。同時に、「東京の産業を活性化 する意欲と能力を持つ人材の輩出」を目的とした産業技術大学院も開設する。 都大学管理本部によると、新コースで教えるのは「高い付加価値を持つ製品 や次世代の産業に不可欠なデザインやアートの技法」で、都の文化施設や都立 工芸高校との連携も予定している。グッドデザイン賞の審査に当たった美大教 授や、新幹線「のぞみ」のデザイナーら学外委員を加えた検討部会でカリキュ ラムを検討しており、コースの定員は60人を予定している。 新大学院では技術を商品開発に結びつけることができる「目利き」の育成を 目指し、教員の大半は産業界の実務家とする。卒業生には中小企業の活性化を 期待するという。【奥村隆】 |