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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Academia e-Network Letter No 199 (2004.10.24 Sun) 全文: http://letter.ac-net.org/04/10/24-199.php ━┫AcNet Letter 199 目次┣━━━━━━━━━ 2004.10.24 ━━━━ 【1】朝日新聞2004.10.19 「ヒラメ裁判官」いらない 最高裁長官、新任に訓示 http://www.asahi.com/national/update/1019/001.html 【2】 女子大は共学化、短大廃止 県立大検討委が提言 『高知新聞』2004年10月15日付 http://www.shutoken-net.jp/041015_2kochi.html 【2-1】愛知県立3大学の再編問題(東京新聞) http://university.main.jp/blog/archives/002089.html 「全国国公私立大学の事件情報」http://university.main.jp/blog/ 【3】Dr. Blue blog より http://homepage.mac.com/k_kudo/iblog/B2007620793/ 【3-1】日経の記事と混合診療 2004.10.21 http://homepage.mac.com/k_kudo/iblog/B2007620793/C1996355512/E1955625868/index.html 【3-2】お勧めの本 http://homepage.mac.com/k_kudo/iblog/B2007620793/C1996355512/E1061763587/index.html 【3-3】混合診察の行く末、、2004.10.24 http://homepage.mac.com/k_kudo/iblog/B2007620793/C1996355512/E507809504/index.html 【4】寒冷地手当切り下げについてー裁判闘争も考えるべき 品川敦紀氏(山形大学) 【5】Academia RSS Project(http://ac-net.org/rss) より ━ AcNet Letter 199 【1】━━━━━━━━━━ 2004.10.24 ━━━━━━ 朝日新聞2004.10.19 「ヒラメ裁判官」いらない 最高裁長官、新任に訓示 http://www.asahi.com/national/update/1019/001.html Dr. Ibusuki's blog ヒラメでなければ。。。 http://imak.exblog.jp/1198425 経由 ────────────────────────────── #(編註:ベイトソンのDouble bind理論を想起した人が多いのでは ないだろうか。言葉による教示と行為による教示が矛盾した親の下 で育つ子供は神経疾患にかかりやすいという。最高裁による偏向人 事が「ヒラメ裁判官」とは正反対の裁判官を苦しめてきたことは知 られている(*)。最高裁による周知の統制を棚上にしたこのような訓 示を受けた新しい裁判官たちはどういう精神状態になるであろう か?) (*) 安部晴彦著 「犬になれなかった裁判官--司法官僚統制に抗して36年」 (NHK出版2001.5 ISBN 4-14-080609-5) http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000041.html ━ AcNet Letter 199 【2】━━━━━━━━━━ 2004.10.24 ━━━━━━ 女子大は共学化、短大廃止 県立大検討委が提言 『高知新聞』2004年10月15日付 http://www.shutoken-net.jp/041015_2kochi.html ────────────────────────────── #(県立大学改革検討委員会が「法人化は必要性を指摘しつつ、先 行の国立大学法人などの成果を見定めて、適切な制度設計をするよ う促した。」ことは注目に値する。委員長の大崎仁氏は旧文部省高 等教育局長も歴任し「大学改革1945-1999」で文部省の側から見た大 学改革を総括し、また、国立大学協会が、国立大学独立行政法人化 調査検討会議への参加を決め実質的に独立行政法人化を容認した1ヶ 月後の2000年7月21日に学士会での講演では、 「独立行政法人制度が大学にふさわしい法人形態かどうか、率直 に申しまして、そうはいえないと思います。「独立行政法人通則 法」で示された法人制度は、そのままでは大学に適さないという ことは、 現在関係者の共通の理解になっているといって、よろ しいかと思います。」 http://ac-net.org/dgh/00c/29-oosaki.html という認識を示しているので、地方独立行政法人化については慎重 に、という答申は誠意あるものと言えるのではないだろうか。公立 大学の独立行政法人化をこれから検討する地方自治体にとって耳を 傾けるべきアドバイスと思う。実際に、兵庫県では3つの県立大学を 統合したが独立行政法人化せずに兵庫県立大学となった【2-1】。独 立行政法人化による種々の弊害を免れた例外的な大学として、大き く発展していくこともありえる。) ────────────────────────────── 【3-2】お勧めの本 http://homepage.mac.com/k_kudo/iblog/B2007620793/C1996355512/E1061763587/index.html ────────────────────────────── 日本の医療改革が米国型の市場化を狙うなら、その行き着く先は 米国の現状にある。しかし、研究者にはその米国型を礼賛する御 用学者?も多い。で、米国の現状を知るならお勧めの書が 李 啓充氏の 市場原理が医療を亡ぼす アメリカの失敗 http://www.igaku-shoin.co.jp/prd/00132/0013242.html である。興味のあるかたは是非読んで欲しい。私がブローグでご ちゃごちゃ述べるよりよっぽどビビットで面白い。米国医療のト ピックを上げながら、解説するストリー展開で読み物としても面 白いです。 ━ AcNet Letter 199 【5】━━━━━━━━━━ 2004.10.24 ━━━━━━ Academia RSS Project(http://ac-net.org/rss) より #([ ] 内は RSS Project 管理人のコメント。主に抜粋) ────────────────────────────── ○アカデミズムとジャーナリズムの間 http://morutan.blogtribe.org/entry-3b59f33695d7625c0583577f61cf60fe.html (muse-A-muse http://morutan.blogtribe.org/?bid=morutan ) [ジャーナリズムにおいて専門家を育成する余裕がないことと、ア カデミズムにおける受け皿のない博士の存在と、受けざらのない 博士の量産を号令する政府、の間のちぐはぐを指摘。 finalventの日記 2004-10-18 への以下の、大手新聞記者のコメント に関連して: 「・・・もう一つは、このダルフール問題への取り組みの遅さは、 **新聞に限らず日本のすべてのメディアに言えることですが、あ まりに貧弱な国際報道体制の象徴だと思います。現在、**の記者 で海外特派員は世界にたった36人、私についていえば1人でアフリカ 48カ国をカバーしています。こうやっている間にも、どこか別の地 域で何かが起きている可能性があり、現実には迅速なカバーはほと んどできないとい実態があります。 ご承知の通り、日本の新聞はクオリティーペパーを標榜するにはあ まりにチグハグな構造を持っています。世界のニュースから販売店 の要請に応えた町内会の行事まで、全部を紙面に押し込めている幕 の内弁当のようなものが日本の新聞です。 こうした構造の中で何が起きているかというと、ニュースの第一報 をロイター通信かAP通信に頼り、その次にCNNが騒ぎ出せば 「国際ニュース」として初めて取材に取り掛かるという現象が日常 化しています。あるいは、仮に現場の記者が早めに取材に取り掛か り、外信部の中でコトの重要性に関する一定の認識を得つつあった として、それが新聞社全体の中で一定の面積を割いたニュースとし て扱われにくいという状況があります。この文章を会社の偉い人々 が見たら怒るかもしれませんが(笑)、端的に言って日本の新聞社 では、自ら「これは重大なニュースだ」と判断できる欧米のクオリ ティーペーパーのような地域専門家が計画的に育成されてもいませ ん。紙面をご覧になれば分かるとおり、外信部の記者に与えられた ページなど高校野球の記事以下のスペースであり、毎春、毎夏の高 校野球取材に動員される記者の数(私も若いころやらされました) は、世界史に残る虐殺事件を取材する記者の何十倍にも達するわけ です。」] ────────────────────────────── ○外国人の報道被害:“アルカイダ幹部と密接な関係”報道のてん末 (2004.9.7) http://www.nanzo.net/henkyo/hrmedia/foreign.html (メディアの辺境地帯 http://henkyonews.cocolog-nifty.com/ ) [ 引用.....「公安警察のリークに安易に乗り、報道被害を与えた マスメディアがヒムさ んに謝罪し、訂正したという話は聞かな い。」「外国人の人権を傷つける者は、自国 民の人権をもを傷つ ける。自国民の人権を大事にしない者は自分自身の人権(=言 論・ 表現の自由、良心の自由)をも失うことになる。報道の受け手が このことに気が 付かない限り、外国人の報道被害はいつまでも続 くだろう。」] ○「アルカイダ冤罪」事件:「新聞は私を商売に使った」 http://henkyonews.cocolog-nifty.com/articles/2004/10/post_1.html (メディアの辺境地帯 http://henkyonews.cocolog-nifty.com/ ) ────────────────────────────── ○about http://www.apbank.jp/#about (ap bank http://www.apbank.jp/ ) [ 引用:「「「ap bank」は、普通の銀行ではありません。櫻井和 寿、小林武史、坂本 龍一の3人が拠出した資金を、自然エネル ギー、省エネルギー、環境に関するさまざ まなプロジェクトに融 資する機関です。金利は1%、運営資金も自分たちで拠出する 非 営利組織です。・・・・・」 ] ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 編集発行人連絡先: admin@letter.ac-net.org 趣旨:http://ac-net.org/letter/ ログ:http://ac-net.org/letter/log.php #( )内は編集人コメント、「・・・・・」は編集時省略部分 配信停止:teishi@letter.ac-net.org へ空メール送信 登録・アドレス変更法:http://letter.ac-net.org/s.php 転送歓迎(転送時に:http://ac-net.org/letter 併記希望) |