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新首都圏ネットワーク


『毎日新聞』東京版 2004年10月20日付

首都大・理事長予定者「バカでもチョンでも…」発言−−応援団設立総会 /東京


 来春開学予定の「首都大学東京」をサポートする会員制クラブ「the T
okyo U−club」が19日、都庁で設立総会を開いた。会長に就任し
た高橋宏・理事長予定者はあいさつの中で「大学全入時代、学校さえ選ばなけ
ればバカでもチョンでも、そこそこの大学に入れる時代が3年後に来る。首都
大学東京は世界の共通の財産。有識者の声を反映した、いい大学にしたい」と
発言した。「チョン」は韓国・朝鮮人に対する差別的表現とのとらえ方もあり、
今後、批判が出る可能性もある。

 また、石原慎太郎知事は祝辞で都立大のCOE返上問題に触れ、「一部のバ
カ野郎が反対して金が出なくなったが、あんなものどうでもいい」と述べた。
都立大でフランス文学やドイツ文学を担当する教員に首都大の構想に批判的な
教員が多いことに関して「フランス語は数を勘定できない言葉だから国際語と
して失格しているのも、むべなるかなという気がする。そういうものにしがみ
ついている手合いが反対のための反対をしている。笑止千万だ」と話した。
【奥村隆】