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新首都圏ネットワーク


共同通信配信記事 2004年10月13日付

農業者大学校を廃止へ 独法では初、農水省方針


 農水省は所管する独立行政法人(独法)の「農業者大学校」を廃止する方針
を決め、13日までに政府の「独立行政法人に関する有識者会議」に伝えた。
2001年4月の独法制度が発足以来、現在108ある独法のうち廃止される
のは同大学校が初めて。08年度末で廃止される見通し。

 農業者大学校は1年以上の農業経験を持つ30歳未満の人が対象。東京にあ
る本校の在学期間は3年間で、岩手、大分両県に研修所があり、現在の生徒数
は計113人。03年度の運営交付金は5億8000万円だった。

 有識者会議は農業者大学校について、(1)定員100人のうち半数に満た
ない学年があり定員割れが続いている(2)都道府県が設立している農業大学
校と機能分担が不明確−−と問題を指摘していた。