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『中国新聞』2004年9月29日付 島根県立3大学、07年統合へ 島根県は十月から、県立大(浜田市)県立島根女子短大(松江市)県立看護 短大(出雲市)の二〇〇七年四月の統合、独立行政法人化に向けた検討に入る。 教育研究基盤の強化や大学運営の効率化などを図る。 現在の県の構想では、統合・法人化後の新たな県立大は、三キャンパス制と する。現県立大は浜田キャンパスの総合政策学部、看護短大が出雲キャンパス の短期大学部看護学科とする。島根女子短大は松江キャンパスとするが、現在 の三学科の再編統合、男女共学化も検討する。 少子化や進学率の伸び悩みなどで、〇七年には志願者全員が大学へ進学可能 となる「全入時代」に突入するとされる。県は今後、激しさを増す大学間競争 の中で生き残りを目指し、統合に乗り出す。 〇五年四月には外部の有識者を交えた検討委員会を設置し、九月までに大学 改革の基本計画をまとめる予定でいる。 学生数は現在、県立大が学部生八百九十七人、大学院生三十三人▽島根女子 短大が四百七十五人▽看護短大が二百九十九人。教員数は計百三十人、職員数 は計五十一人となっている。 |