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『産経新聞』2004年9月24日付 「現代教育改革」に86件 文科省選定 IT教育や産学連携、地域活性化など優れた教育改革の取り組みに重点的に 資金援助する、文部科学省の「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代G P)」に、国公私立の大学・短大・高等専門学校から八十六件が選ばれた。今 回が初の選定で、申請五百五十九件に対する選定率は15・4%だった。 大学での選定数は国立三十一件、公立八件、私大三十五件となったが、選定 率では国立24・2%に対し私立13・6%となり、「特色ある大学教育支援 プログラム」など文科省の他の研究支援事業と同様に、国立優位の結果だった。 単独申請で選ばれたのは、大学が七十四件、短大が五件、高専が一件。北海 道、横浜国立、岐阜、千歳科学技術、法政の五大学が、それぞれ二件ずつ選定。 長野工業高専の「地域企業と取り組む長期インターンシップ制度」は、高専と して唯一選ばれた。 現代GPの研究テーマは、最近の政策課題として閣議や閣僚懇談会で取り上 げられた「地域活性化」「知的財産関連教育」「仕事で英語が使える日本人」 「他大学との統合・連携」「人材交流による産学連携」「ITを活用した遠隔 教育」の六分野。 一件につき最高三千万円、総額二十億円を配分する。文科省は来年度予算で 四十三億円を要求しており、今後も新たな取り組みを選定して支援する方針。 |