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『神奈川新聞』Web版 2004年9月3日付

公立大初の外国人学長


 横浜市立大学(同市金沢区)は二日、来年四月の地方独立行政法人化に伴い、
初代学長予定者に米国人で前ベッカー大学学長代行のブルース・ストロナク氏
(54)=写真(左)=を充てると発表した。全国の公立大学で外国人の学長を
置くのは初めてという。

 ストロナク氏は米国キーン州立大卒。慶大講師、バージニア大客員教授など
を歴任。ベッカー大(マサチューセッツ州)には九八年から勤務しカリキュラ
ム改革、経営改善の両面を担当した。国際関係学や日本政治などが専門。

 前市大理事長予定者の孫福弘氏(六月十七日急逝)とは親友で、市大改革に
ついてもアドバイスを続けていたという。後任の理事長予定者の宝田良一氏に
よると、小川惠一学長ら数人に絞って選考したが、ストロナク氏が「国際化に
対応する人材育成を目指す新生市大に一番ふさわしい」と判断したという。任
期は一年間。その後については学長選出会議が選考を行う。